CBRより

ネットフリックスにて配信されているドラマ「パニッシャー」では他のヒーローよりも色彩が豊かではないが、ストーリーにおける陰謀や政治的なスリルがある。今回もドラマにおいて多くのコミックに関するイースターエッグが確認され、そのいくつかを紹介していく。

以下、ドラマ「パニッシャー」のネタバレを含むので注意してください。

 

 

15.トレイでの死

ドラマ「デアデビル」シーズン2でフランク・キャッスルは彼の家族を殺した事件の関係者を次々と殺害した。しかし、まだ生き残っていたメンバーをシリーズの序盤で殺害。そのうちの1人がキッチン・アイリッシュのメンバーで、国外逃亡を図っていた人物をトイレで殺害した。このキャラクターは映画「パニッシャー」においても登場している。

14.おかえり、パニッシャー

ガース・エニスによるパニッシャーのコミックシリーズはファント評論家から絶賛されており、「Welcome Back, Frank(おかえり、パニッシャー)」として知られている。

最初のエピソードの後にマイクロによって「Welcome Back, Frank」が使われており、本ドラマがマーベルナイツシリーズからインスプレーション受けていることがうかがえる。

13.カーティス・ホイル

支援団体を運営しキャッスルの元チームメイトとして登場するカーティス・ホイルは、キャッスルが生きていることを知る数少ないキャラクターの1人。

カーティスはコミックからのキャラクターで1987年の「ザ・パニッシャー」#1で初登場した。この2人は友人だったが敵として登場しており、彼をヘリから捨てて殺した。

12.ヌッチ一家

シリーズの最初のエピソードで、建設労働者の小さなグループがギャンブル中の犯罪組織から金を強奪する。このグループが誰から金を盗んでいるかを知らずにいたが、この犯罪組織はヌッチ一家である。

最も有名なのは2000年の「ザ・パニッシャー」で初登場し、マ・ヌッチは悪名高い人物で四肢をホッキョクグマに食われた。最後はキャッスルによって燃える大邸宅で死亡した。

11.地獄の犬

ドラマ「デアデビル」シーズン2で登場したザ・ドッグス・オブ・ヘル(地獄の犬)が「パニッシャー」でも登場。「デアデビル」の時には彼らのクラブハウスでマードックとキャッスルが暴力について議論した。

生き残っていた2人のメンバーをキャッスルが追い、バイクから叩き落して容赦なく殺害した。これで3つの組織の全滅に成功した。

10.ローリンズの目

キャッスルのカンダハールでの非合法の活動は、ウィリアム・ローリンズによって指揮されたものだった。ローリンズの計画に反対していたキャッスルだったが、案の定作戦は失敗し仲間の多くは負傷。そんな中、ローリンズはターゲットを殺したのか問い、キャッスルが激怒し彼を殴った。

フランクによってローリンズは左目の視力を失ったが、コミックでは拷問によって盲目になりフランクとは敵対していた。

9.スプレーでドクロを描く

私たちはキャッスルがシーズンの初めにドクロのロゴが付いた防弾チョッキを着ていたが破棄し、多くのエピソードではレザーの戦術服を着ていた。このシリーズではファンサービス以上にその服を着ることに意味があり、キャラクターの発展を見る。

しかし、彼は敵に対して印象づけるために再びドクロを着用する。2004年の映画「ザ・パニッシャー」で行われたのと同じように、彼は防弾チョッキにドクロを描いた。

8.スタン・オリ

シリーズで起こっていることのために、何度か銃規制の議論が起きる。特に問題があった元兵士が爆弾魔に変わった時、銃に関する議論がいくつかのエピソードを通して行われた。カレン・ペイジが銃規制派の上院議員にインタビューした時には彼が標的にされた。

上院議員の名前はスタン・オリで、コミックにおいては敵だった人物。キャッスルは汚職警官だった彼の息子を殺害し、彼は報復のために暗殺者を送ったが結局彼も殺された。

7.エージェント・オレンジ

ドラマにおいける主要なヴィランの1人ウィリアム・ローリンズは、カンダハールでの活動においてエリート部隊を率いるCIAの役人だった。部隊はエージェント・オレンジとしか知らず、本名を明かすことはなかった。

エージェント・オレンジはベトナムで使用された枯葉剤の名前で、コミックでは同名のテレパシー能力を持つシールド・エージェントがいた。特にローリンズとは関係ないが、キャッスルのストーリーがベトナムからアフガニスタンに年代更新され、ベトナムへの多くの参考文献の1つとなる。

7.カスティリオンの関係性

シリーズが始まるとキャッスルは建設現場で一日中ハンマーで壁を壊し、小さなベットがあるアパートで寝ている。キャッスルはこの時、ピート・カスティリオンと名乗っている。

それはキャッスルの家族の原名であり、シチリアから移住する前の名前となっている。ドラマ内では明確に説明されていないが、妻の祖母がシチリア出身であることが関係している。

5.ブレット・マホーニー

ドラマにおいて他のヒーローは登場しないが、このシリーズがデアデビルの世界と同じということを象徴するように脇役が登場する。カレン・ペイジがオリ上院議員とのインタビューで事件に巻き込まれた後、彼女の前にブレット・マホーニー刑事が登場している。彼はドラマ「デアデビル」で登場し、その後も各シリーズにおいて出演を果たしている。

4.ディナがビリーの運命を予示する

ビリー・ルッソは軍隊にいた頃のキャッスルの親友の1人で、コミックとは違い彼の精神は安定していた。このシリーズにおいては国土安全保障省のダイナ・マダニとのロマンに関わっている。

2人の関係の時間においてビリーの端整な顔立ちについて触れ、誰もが彼ほど美しいとは言えないとマダニは話す。コミックにおいてルッソは精神的に不安定な暗殺者で、キャッスルによってガラスの窓に突っ込まれた後、顔に恐ろしい傷を残した。

3.白鯨

フランクが建設現場で働いている時、小さなアパートに住み、クジラを狩ることに夢中になるエイハブ船長の話し「白鯨(モビィ・ディック)」を読んでいる。

原因や事情、犠牲者に関わらず、フランクは常に他人を傷つけたり、暴力犯罪を犯した人物に復讐するし、自警団としての経歴に戻る。彼は家族に死によって動かされるが、彼の人生は常に兵士としての人生であることを意味している。彼はそれを否定したいのと同じくらいに、密かに犯罪者を残酷に殺している。エイハブ船長は白鯨狩りを密かに楽しんでいた。

2.トルク・バレット

NYPDとしてブレット・マホーニーは一定のカメオを持つが、犯罪要素としてトルク・バレットも一定のカメオを持つ。バレットはいつも情報を与えたり、犯罪組織に参加するよう圧力をかけられるが、「パニッシャー」においても変わらない。

キャッスルは陰謀に関する戦いを遂行するために多くの武器を必要とし、バレットの下を訪れて武器を得ようとした。しかし、バレットから得たのは暴力団の娘のために作られたピンクのライフルだった。

1.ジグソウ

シリーズの最後においてフランク・キャッスルとビリー・ルッソの本格的な戦いを見た。元親友の2人はお互い家族のように慕っていたが、今キャッスルが家族を失ったメリーゴーランドで戦っている。

ルッソはキャッスルの攻撃において顔をガラスに擦りつけられ、ルッソは最終的に死を望むが残酷に何度もガラスに叩きつけられた。キャッスルは彼が耐えなければならない痛みがあるとし、彼を生かした。シーズン2において彼はコミック同様に凶悪な姿で帰ってくるかもしれない。

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