CBRより

公開中の映画「ジャスティス・リーグ」ではDCコミックスに関連した要素などが多く存在している。映画の中で最も興味深い15のイースターエッグを紹介していく。

以下、映画「ジャスティス・リーグ」のネタバレを含むので注意してください。

 

15.神々がパーティに出席する

映画の壮大な歴史として、ワンダーウーマンは1000年以上前に起こった、地球を征服しようとするステッペンウルフの歴史を明らかにした。ステッペンウルフは人類、アマゾン族、アトランティス人、グリーン・ランタンの団結で阻止された。

戦いは非常に大規模で、神々も関与していた。これはワンダーウーマンで見られた神の戦争の前で、ゼウスとアレスは共に戦った。デヴィッド・シューリスのアレスとロビン・ライトのアンティオペは「瞬きしたら見逃すほど」のカメオ出演となっている。

14.円卓会議のマザー・ボックス

戦いが決した後、地球のヒーローはステッペンウルフが「ユニティ(一体化)」を作るために使う予定だった、3つのマザー・ボックスをどうすべきか決定しなければならなかった。1つ1つが強力ゆえにそれらは近くにあることが許されず、人類、アマゾン族、アトランティス人が各々保管することに決定した。

アマゾン族とアトランティス人は自分たちで守ることができると信じていたが、人類は分断しても誰もそれを利己的な目的で使えないように隠す必要があると感じていた。映画ではアーサー王とボールス卿がマザー・ボックスを隠しているように見える。アーサー王とボールス卿は「デーモン・ナイツ」や「シャイニング・ナイト」等の数々のDCコミックスで主要な役を果たした。

13.マザー・ボックスはどこから来たのか?

このイースターエッグは少し違って隠されており、誰もそれを見たことはほとんどないだろう。映画で描かれているようにマザーボックスは1000年以上前に隠されていた。S.T.A.R.ラボにおいてサイラス・ストーンが彼の息子ヴィクターに対してそれを使うことができたが、それはどこから来たのか?映画はそれが第一次世界大戦後にアメリカに持ち込まれたことに留意している。

それはエッタ・キャンディがスティーブ・トレバーの「ワンダーメン」チームを組織して、マザーボックスをアメリカに持ち込んだことがワンダーウーマンのエピローグであった。それはワンダーウーマンの映画から削除されたが、ブルーレイのボーナスシーンで見ることができる!

12.彼らはスターメン

映画の中で最も奇妙なギャグの1つに、おそらくデイリープラネットよりも評判が低い新聞メトロポリスポストの表紙が見えるシーンがある。フロントページにはスーパーマンの死について書かれているが、2016年に亡くなった有名人の2人、デヴィッド・ボウイとプリンスも共に記載されている。

ボウイとプリンスはともに偏ったアーティストだったため、DCEUの人々にとって彼らの死はスーパーマンの死と同じくらいの出来事に見えているのがわかる。それは彼らとスーパーマンが同じ様に扱いなのかというジョークである。

11.それは火曜日で、クライシスでなければならない

前述の新聞のフロントページには、DCユニバースにとって非常に特別な言葉「クライシス」が使われている。それは1960年代に始まった。ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカとジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカは始めてのチームアップの時、「ジャスティス・リーグ・オブ・アメリカ」#21-22の「クライシス・オン・アース・ワン」と「クライシス・オン・アース・ツー」のストーリーが展開された。

他のいくつかの顕著なクライシスがあり、最も有名なクライシスが1985-86年に起こった、「クライシス・オン・インフィニット・アースズ」である。それはDCユニバースを永遠に変え、一時的にすべてのDCのアースを1つの地球に統合しました。インフィニット・クライシスとファイナル・クライシスは、それらの変化を逆転させた。

10.空が赤い それは良くない

ステッペンウルフが3つのマザーボックスをすべて集めユニティを始めると、地球は非常に危険な状況に置かれた。ジャスティス・リーグはマザーボックスをばらばらにし、破壊しなければならなかった。この壮大な戦いの間、リーグの背後にある空が赤いことに気づいただろう。

この予兆は「クライシス・オン・インフィニット・アースズ」に繋がる数ヵ月に及びDCコミックのタイトルは、すべて赤い空を持ち始め悪い予兆として描かれた。

9.スタートに戻る

ザック・スナイダーの手掛けるコミック映画は、コミックのアートに敬意を表したシーン等を多く取り入れている。スナイダーが映画に適応させた2つのコミック映画、300とウォッチメンは衝撃的だった。

「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」においてスナイダーはダークナイト・リターンズのカバーを再現した。「ジャスティス・リーグ」おいてはステッペンウルフとパラデーモンズとの最終決戦で、バットマン初登場の「ディテクティブ・コミックス」#27のカバーを再現している。

8.ブラックマスクのヒント?

映画のオープニングでバットマンはゴッサムシティで泥棒を倒した。バットマンは彼を恐れるように犯人を拷問している。彼がパラデーモンズが恐怖に惹かれることを知っているため、泥棒を餌として利用している。そのシーンの間、いくつかのゴッサムシティのサインを見る。その1つがヤヌス化粧品。

ヤヌス化粧品は最終的にブラックマスクというヴィランになる人物の両親が所有する会社。ブラックマスクは今後、映画「ゴッサムシティ・サイレンズ」のヴィランだと噂されている。

7.スペクターがやってくる?

J・K・シモンズは映画内で多くの時間を持たないが、ゴードン長官として優れた仕事をしている。これら少しのシーンのうちの1つで、科学者がパラデーモンズに誘拐されているのを見る。その時にゴードンの部下の1人によって誰も彼らの写真を持っていないことを質問される。パラデーモンズについての説明はバットマンがしたように聞こえる。ゴードンはバットマンのことを信じているのか?

その答えはもちろんNOだが、ゴードンに尋ねるゴッサムシティの刑事はクリスプス・アレンである。アレンはグレッグ・ルッカとショーン・マーティンボローのディテクティブ・コミックスで紹介され、インフィニティ・クライシスで新たなスペクターとなった。

6.過去からの噴出

ザック・スナイダーはベン・アフレックを「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」にキャストした際に、街を守るため幾度か復帰するバットマンにすることを考えていた。これはフランク・ミラーとクラウス・ジャンソンによる「ダークナイト・リターンズ」に強く影響を受けていたからだ。ダークナイト・リターンズは10年間の退職後に犯罪者との戦いに復帰した。

最初の映画ではバットマンの長い過去についてはあまり触れないが、ジャスティス・リーグではバットマンとアルフレッドの間で長年やってきたことについて話された。参考の1つとしてペンギンを打破したこと。

5.このジミー・オルセンは、映画の中にそれを作り出す

過去映画への素敵な敬意は、クリストファー・リーヴが演じた映画「スーパーマン」のおいて、ジミー・オルセンを演じたマーク・マクルーアが、バリー・アレンがヘンリー・アレンに会いに来る刑務所の警備員として登場した。この時、マクルーアはバリーに嫌味を言って、顔にいたずらされた男性をからかった。

DCEUでのジミー・オルセンの登場は「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」において、ロイス・レインに付き添うカメラマンとして登場し、CIAであることがばれて殺害された。

4.ワバラバダブダブ!

ブルース・ウェインがバリー・アレンの秘密基地に侵入すると、彼はライトを消してバリーがONにするのを待っている。バリーがONにした時にいくつかのディスプレイに異なる映像が流れ、バリーが超高速のためにいつもどれくらい刺激を必要としているかを見る。

テレビの1つに「リック・アンド・モーティ」のエピソード「Something Ricked This Way Comes(リックな何かが道をやってくる)」が流れ、そのエピソードではサマーが呪われた商品を売る男のために働いている。結局、ッサマーとリックはトレーニングを行ってでかくなり、彼を一方的に殴り倒して復讐した。それはスーパーヒーローの自警に対する考え方を議論する要素となる。

3.おめでとう映画のバリー!

バリー・アレンの個性について長年話されていなかったことの1つで、1980年代後期にコミックで明かされたユダヤ人という設定がある。

それまでバリーが死んでおり、ストーリーが過去に設定され再び言及されることはなかった。映画「ジャスティス・リーグ」において、バリーが自身の写真をごまかすために「かっこいいユダヤ人の少年」と発言する。それは冗談として意図されたかもしれないが、実際にはキャラクターの歴史と結びついている。

2.グロッドの下の1つの国

映画の中でバリーは手話等、自分自身の能力に関する話しを出して超高速であるのをごまかした。その中にゴリラと話すことも含まれており、これはもちろんフラッシュの最大の敵の1人グロッドへの言及だ。

ゴリラ・グロッドは高い頭脳を持つゴリラで満たされたゴリラシティという神秘的な場所からやってきた、テレパシーとテレキネシスを持つゴリラ。過去にエイリアンが地球上に登場したことが判明しているため、DCEUにゴリラシティを構築するのは簡単だ。

1.真実と正義・・・。

ステッペンウルフとの最後の戦いでは、スーパーマンが真実と正義を支持していることを話すシーンがある。これは当然、スーパーマンの有名なキャッチフレーズ「Truth, Justice and the American Way.(真実と正義とアメリカとしてのあり方)」への言及。しかし、映画においては「American Way」の部分が省略されている。

この映画のバージョンはスーパーマンのラジオシリーズで使われたオリジナルのキャッチコピー「a never-ending battle for truth and justice.(真実と正義のための決して終わらな戦い)」から来ている。アメリカが戦争をしていた1942年になって「American Way」の部分が追加された。戦争後、それは外されたが、1950年代の反共産主義時代では「for America(アメリカのため)」であることを人々に証明するために、「American Way」が永遠に付け加えられた。

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