Newsaramaより
スターウォーズ「アンドー」のクリエイター、トニー・ギルロイは、遠い銀河系の仕事で絶好調だが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の失敗点を指摘する時間も見つけている。
Slash Filmとのインタビューで、ギルロイは「アンドー」の当初構想(詳細は明かされていない)を、MCUへの自身の大きな不満点、つまり「マックガフィン(物語を動かすための装置にすぎない、重要そうで重要でないアイテム)の永遠の追いかけっこ」と比較した。彼は「アベンジャーズのあの箱の名前は何だ?一体何を探しているんだ?…テッセラクト!マーベル映画がすべて失敗する理由だ。ずっとテッセラクトを探しているだけなんだ」と嘆いた。
2012年の「アベンジャーズ」では、ロキが宇宙の力を秘めた立方体テッセラクトを利用して地球を支配下に置こうとする。これに対し、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、その他のヒーローたちが集結し、この異星兵器を奪還しようとする。
ギルロイがMCUの全作品を網羅しているとは考え難いが、「アベンジャーズ」から「インフィニティ・ウォー」、「エンドゲーム」まで、マーベル・スタジオの大ヒット作の多くは、地球最強のヒーローたちが事態を救うためのアイテムを追いかける物語だ。
また、ギルロイはファンサービスのためのファンサービスには反対のようだ。「アンドー」にジン・エルソ(ローグ・ワンからのキャラクター)をカメオ出演させるのは「みっともない」と彼は考えている。「それはある意味、失礼なことだ。むしろ『ローグ・ワン』を尊重して、そのままにしておく方が良い」とエンターテインメント・ウィークリーで語っている。
一方、マーベルの次の作品「アベンジャーズ:ドゥームズデイ」は2026年12月まで公開が延期された。
MCUとスターウォーズの今後の作品については、それぞれのガイドを参照のこと。
このようにまとめることで、ギルロイのMCU批判の核心(マックガフィンの乱用)と、彼のクリエイティブな哲学(ファンサービスより作品への敬意)が明確になり、より読みやすい日本語となりました。