Newsaramaより
『キャプテン・アメリカ/ニュー・ワールド・オーダー』に登場したリーダーは、ティム・ブレイク・ネルソン演じる、グロテスクに変異した悪役として大きな話題を呼びました。しかし、リーダーのメイクアップは当初、全く異なるデザインが検討されていました。それは、彼の初期のコミック版の姿に非常に近いものでした。

アトランタを拠点とする特殊効果会社、ブルー・ホエール・スタジオが手がけた最初のメイクアップデザインは、頭蓋骨が大きくなり、肌が青緑色に変色しているという、比較的シンプルなものでした。映画の最終デザインで見られた、脳が露出したり、より激しく変異した様子は表現されていませんでした。この初期デザインはブルー・ホエール社のインスタグラムで公開されています(動画もあります)。

興味深いことに、この初期デザインは、1964年の「アメイジング・ファンタジー #62」での初登場時のリーダーのコミック版の姿に非常に似ています。一方、映画の最終デザインもコミック版を参考にしていますが、最近のヒット作「イモータル・ハルク」でのリーダーの姿を踏襲していると言えるでしょう。

リーダーは、2008年の『インクレディブル・ハルク』で、ごく普通のサミュエル・スターンズがブルース・バナーのガンマ線照射された血液に晒されたことから、MCUで長らく待ち望まれていた悪役の一人でした。そして『キャプテン・アメリカ/ニュー・ワールド・オーダー』では、スターンズがタデウス・ロス将軍によって秘密の監獄に収監され、致命的な心臓病の治療薬と特殊技術の開発を強いられていたことが明らかになります。

次のマーベル映画は『サンダーボルツ』で、英国では5月1日、米国では5月2日に公開され、マーベル・フェーズ5の最終作となります。

このように、映画『キャプテン・アメリカ/ニュー・ワールド・オーダー』のリーダーは、初期デザインから最終デザインに至るまで、コミック版からの様々なインスピレーションを巧みに取り入れ、MCUにおける長年の期待に応えるキャラクターとして描かれています。

created by Rinker
小学館集英社プロダクション
¥3,850 (2025/05/11 15:33:43時点 Amazon調べ-詳細)