Newsaramaより
「ブラックパンサー」の監督であるライアン・クーグラーが、故チャドウィック・ボーズマンの献身的な姿勢について語った。最近、吸血鬼映画のプロモーションで「ザ・ブレックファスト・ショー」に出演したクーグラー監督は、2020年に43歳で亡くなったボーズマンとの出会いに感謝の意を表した。その影響は現在も監督自身と、新作映画で主演を務めるマイケル・B・ジョーダン(MCUでキルモンガーを演じたボーズマンの相手役)にも残っており、2人でボーズマンが参加していたら「Sinners」はどうなったか話し合ったという。

クーグラー監督はボーズマンについて「彼は私の人生を変えた。気づかないうちに教えを受けていたような教師だった。すべてが模範であり、彼から私とマイケルに与えられたのは忍耐だった。彼は旧式のペースで、時間をかけて仕事に取り組んだ。いつも早かった。そんな男だった。マイクも言うだろうが、私は彼に『ねえ、この役だったらチャドはどう演じる?彼がこの役だったらどうする?』って聞いたんだ。だってチャドは演技を中断しなかったからね」と説明した。

2018年の「ブラックパンサー」単独映画でも、ボーズマンのT’チャラへの没頭ぶりは凄まじかった。「彼はアフリカなまりで話していた。ディズニー幹部が『ブラックパンサー』の撮影2週目に様子を見に来たんだけど、T’チャラなまりで話してるボーズマンを見てビビってた。私は『ビビるなよ。彼は仕事中なんだ。撮影が終わるまでやめられないんだ』って言ったよ」とクーグラー監督は振り返る。

クーグラー監督は、「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」でボーズマンへの弔意を表した。その後、レティシア・ライトがブラックパンサー役を引き継ぎ、「アベンジャーズ/ドゥームズデイ」に出演予定。さらに第3作の「ブラックパンサー」映画も計画されており、デンゼル・ワシントンがMCUに未定の役で参加する。

要約すると、ライアン・クーグラー監督は故チャドウィック・ボーズマンの並外れた演技への献身と、その影響について語っており、ボーズマンの姿勢が彼自身や共演者にも大きな影響を与えていることを強調している。また、今後のブラックパンサーシリーズの動向についても触れている。

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