Newsaramaより
映画「ブラックパンサー」のVFXを担当したダニエル・ロドリゲス・ダス・ネヴィスは、同作の多くのCGIが低品質だったと認めています。同氏は「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」「ヴェノム」「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」などの作品にも参加しています。彼はTwitterで、ティチャラとキルモンガーの最終決戦におけるCGIのブレークダウンを示すクリップを共有し、「Throwback Thrusday – Black Panther CGi breakdown. This was a tough one(スローバック・サーズデイ – ブラックパンサーのCGIブレークダウン。これは難航しました)」と書き込みました。
ネヴィス氏は引用ツイートで、「ブラックパンサーは、短期間でチームの配置もほとんどない急ごしらえのプロジェクトでした。CGIの粗さについて多くの批判があるのは知っていますし、私も同意します。しかし、私たちが与えられた時間とリソースを考えれば、これが最善の結果でした。プロジェクト後の燃え尽き症候群の私はそれを保証できます」と付け加えています。
ネヴィスのチームは「非常に限られた時間とリソースでゼロから制作する」ためにわずか6週間しかなかったとのことなので、良くも悪くも現在の状態であることは驚きです。
近年、ディズニーやMCUの映画のCGIが低下していることに多くの人が気づいています。VFX業界の労働条件に関するニュースが増え、「ストレンジャー・シングス」のシリーズでは、番組の公開後にもショットの編集が行われたことから、多くの労働者が過労や適正な待遇を受けていないことが明らかになっています。
これとは対照的に、「Arcane」のショーランナーは、アーティストに「細部を詰められる時間」を与えるために、番組制作に多額の費用がかかったと語っています。