※注意:以下、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレが含まれます。
映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の共同脚本家エリック・ソマーズが、なぜデアデビルではなくマット・マードックがこの映画に登場したのかを明かした。
ポッドキャスト「The Q&A with Jeff Goldsmith」とのインタビューで、ソマーズは「ノー・ウェイ・ホーム」に多くのキャラクターを集結させることの難しさを語っている。ソマーズは「『この男があれをやって、この2人が出会ってあれをやったらクールじゃないか・・・?』というアイデアが、部屋の中でたくさん出てきたんだ。このサンドボックスで遊んでいると、本当にたくさんの刺激的な組み合わせがある。結局のところ、私たちができることは限られていた。私たちのピーターとスパイダーマンの物語を邪魔するようなことはしたくなかった。だから、マット・マードックが登場することが分かってからは、『彼はこんなこともできるし、あんなこともできる、とてもクールだ、素晴らしいじゃないか』ということになったんだ。」と述べている。
ソマーズは「ノー・ウェイ・ホーム」で多くのキャラクターをまとめることの難しさについても語っており、「この映画では、他のすべてのキャラクターを登場させるということが挑戦だった。私たちはこれらのキャラクターが大好きで、彼らがいろいろなことをするのを見たいと思うだろうが、問題は、そこに何の余地があるかということ。」と述べている。ソマーズは「ノー・ウェイ・ホーム」の焦点が、マットのような他のキャラクターではなく、トム・ホランド演じるピーター・パーカーであり続けなければならなかったことを強調した。「私たちが連れてきたこれらのキャラクターのどれかが、それだけで全く別の映画を作ることも、様々な組み合わせで見ることもできるが、最終的にはそれがどんなに魅力的であっても、我々のピーター・パーカーと我々のスパイダーマンのストーリーに奉仕しなければならない。最終的には、私たちの焦点を維持するために、常に多くのことに手を引かなければならなかった。」と述べている。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──
映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は2021年1月7日より日本公開中。