ComingSoon.netより

マーベル・シネマティック・ユニバースはそれまでの集大成となる映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」を1年前に公開し、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にてヒーローの遺産と継承が描かれ、今年新たなフェーズへと突入する。

そんなMUC作品には多くの参照やイースターエッグが含まれており、それは後々に繋がったり、監督達曰くいまだに発掘されていないものをあるという。そんなMCUの歴史を振り返る意味も含めて、過去の作品のイースターエッグを紹介していく。今回の作品はMCU第15作目「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」。

以下、映画「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」のネタバレを含むため注意してください。

ミズーリ

マーベル・コミックではピーター・クイルはコロラド州出身だが、監督・脚本家のジェームズ・ガンがミズーリ出身のため、MCUのピーター・クイルはミズーリ出身となっている。

フットボール

映画の中で、ピーターはマテル社の携帯型フットボールゲームをトラッカーに改造している。1977年に発売された携帯ゲーム機で、最初期のデジタルゲーム機となる。

オルローニ

1作目で見た小さなネズミのような生物が再び登場しており、ソヴリンからラヴェジャーズのエクレクター号等彼らは宇宙の至るところにいる。

ドラックスが見てる・・・

グルートのダンスは最初の映画からのクレジットシーンのように、ドラックスが見ている間は動きを止めている。グルートは踊らないドラックスに合わせて彼が見ている間は動きを止めており、ドラックスの愛を勝ち取ろうとしている。

オーサム・ミックス・VOL.2

待望のテープが映画のために戻ってくる。また同名のサウンドトラックにはクレジットで流れるオリジナル曲「ガーディアンズ・インフェルノ」が収録されており、キャストによる陽気なMVを公開している。

アイーシャ

全身黄金色のソヴリン人の女王アイーシャに関する詳細については劇中であまり明かされていないが、コミックにおいてはエンクレーブと呼ばれる地球の科学者たちが世界を支配しようと暗躍し、完全な生命を生み出そうとアイーシャとアダムを生み出した。またソヴリンはコミックでアダムの悪バージョン、メイガスを崇拝するユニバーサル・チャーチル・オブ・トゥルースの雰囲気を醸し出している。

ベアハート

ソヴリンから逃げた先で不時着した惑星ベアハートはコミックでも登場しており、1969年の「インクレディブル・ハルク」#111で初登場している。射手座人の本拠地で、ハルクは遥か昔に作られた悪の生き物ギャラクシーマスターと戦った。

ゴミパンダ

ゴミパンダはアライグマのあだ名として現代で使われているため、ピーター・クイルが知っているとはちょっと意外な部分。アメリカでは住宅地に住み着くアライグマが増えており、ゴミを荒らしていることに起因している。

コントラクシア

ヨンドゥとラヴェジャーズが訪れている惑星コントラクシアはコミックでも登場しており、ジャック・オブ・ハートの母親マリーの故郷として知られている惑星。コントラクシア人は死にかけている太陽の解決策を探し、地球の科学者がゼロ流体と呼ばれる自由エネルギーを発案し、マリーは地球を訪れて科学者と結婚した。母は事故で死亡したが父親は息子に宇宙空間でのエネルギー操作の力を吹き込んだ。

彼が戻ってきた

かつてノーウェアのコレクターに捕らわれていたハワード・ザ・ダックが、セス・グリーンの声で再登場している。

スターホークとマルティネックス

1970年代のマーベル・コミックに登場した最初の「ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー」のオリジナルメンバー2人が、シルベスター・スタローンとマイケル・ローゼンバウムが演じて登場している。このチームにはヨンドゥもいるが、未来世界30世紀のチームであり、現在にやってきたチームメンバーがガーディアンズの名前をスターロード達に提案した。

ギフ

コメディアンのスティーヴ・アジーがギフ役で出演している。アジーは以前、ガン監督の映画「スーパー!」に出演している。

タルク

ヨンドゥの忠実な部下タルク役としてトミー・フラナガンが出演している。コミックのタルクは「アナイアレーション」時にロナンに雇われた賞金稼ぎで、緑肌のふくよかなエイリアンだったがすぐに死亡した。

デビッド・ハッセルホフ

クイルは彼の父親がデビッド・ハッセルホフだと人々に話したという冗談を言い、彼の写真まで保管している憧れの存在。デビッド・ハッセルホフはドラマ「ナイトライダー」でマイケル・ナイトを演じ、人工知能を搭載し様々な特殊装備を持つ車ナイト2000と共に事件を解決していく。

セレスティアルズ

クイルの父が天人セレスティアルの1人であると言及しており、MCUで実際に接触した最初のセレスティアルとなる。前作ではコレクターがインフィニティ・ストーンズを説明する際に表示したイメージの中にセレスティアルが登場している。コミックにおいてはエゴは純粋に生きる惑星として登場しており、セレスティアルズとは直接関係していなかった。

ロケットは彼の目を得た

グルートがヨンドゥのひれを手に入れようとする中、ついにロケットが1作目から欲しがっていたヴォーカーの義眼を手に入れる。ロケットは前作でロナンとの決戦の前にラヴェジャーズに作戦を話すが、その中でヴォーカーの目が必要だと冗談を言っていたことを参照している。

ヨンドゥのフィン

映画のヨンドゥはコミックで登場したよりも頭部のフィンが小さくされていたが、そのフィンが矢を遠隔操作できることを明らかにした特別な意味を持たせた。しかし、ファンが待っていたヨンドゥの巨大なフィンが映画でも再現され、彼はアップデートを果たすこととなった。また、コミックでは元々未来世界でのキャラクターだったが、後に正史世界にも1作目の容姿で登場しており、未来世界のヨンドゥの先祖という位置づけになっている。

クロナン

ロケット、グルート、ヨンドゥはすぐにエゴの惑星へとスペースジャンプを行うが、彼らはジャンプ直後に2人のクロナンが戦っている惑星を通り過ぎる。クロナンは映画「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」の冒頭で登場した岩のような生物で、この後の「マイティ・ソー バトルロイヤル」にクロナンのコーグが登場している。

エターニティ

クイルはマーベル・コミックに登場する宇宙の実体「エターニティ(永遠)」を言及している。エターニティは宇宙の創造と同時に存在する宇宙の実体であり、抽象的な宇宙を具体化している。前作の壁画にはインフィニティ・ストーンズと共にこのエターニティ、エントロピー、インフィニティ、デスを描いたものが存在しており、今後において更なる言及の可能性がある。

スタン・リーとウォッチャーズ

我らがスタン・リーが宇宙飛行士姿で登場し、彼の周りに立つウォッチャー達にMCUで彼が見てきた出来事を話している。マーベル・コミックでは、ウォッチャーはマーベル・ユニバースの主要なイベントを監視し情報として残す異星人の観測者。リーは彼らに「シビル・ウォー」での出来事を話している。

ハッセルホフ

映画内でクイルが話していたデビッド・ハッセルホフが実際にエゴの変身する姿として登場しており、カメオ出演を果たした。

エゴ

エゴの惑星が真の姿を見せるが、これはコミックでのエゴの姿を再現している。カート・ラッセルがエゴ役でキャスティングされた時、多くのファンがどのような姿になるのか疑問を持っていたが、ここでそれらの懸念をすべて振り払いストーリーに落とし込まれている。コミックでは住む惑星の終焉が近かったエグロスという科学者が、太陽の新星から逃れるためにバンカーに逃げ込もうとするが、予想よりも早く起きた新星による太陽の衝撃波を受け、太陽によって破壊された種族や生き物たちと合併してエゴ・ザ・リビング・プラネットとなった。しかし、その新星は宇宙の不滅の存在ストレンジャーによって起こされた実験だった。

ジェームズ・ガンの両親

エゴの計画が進行した際の地球のシーンで、ジェームズ・ガンの両親ジェームズ・ガン・シニアとレオタ・ガンがカメオ出演しており、「変な老人」と「変な老人の愛人」としてクレジットされている。

ザンダー

エゴの計画が進行しているシーンで、第1作に登場するノヴァ軍団の惑星ザンダーが一瞬だけ登場する。

クイルのおじいちゃん

エゴの計画が停止する際に、SUVに乗るグレッグ・ヘンリー演じるピーター・クイルの祖父が短いながらも登場し、ダミタ・ジェーン・ハワード演じる友人を作っている。

パックマン

ピーターがフィナーレでナムコの有名ゲーム、パックマンの姿で父と戦う。その知名度は日本国内外問わず高く、ゲームを代表するキャラクターとして映画界でも度々登場している。

ヨンドゥの装身具

ヨンドゥの葬儀では、第1作でブローカーから奪った青いジェムフロッグをはじめ、様々な装身具がヨンドゥの体の周りに置かれていた。そして、前作でオーブの代わりにピーターが渡したトロール人形も。ヨンドゥはピーターの本当の父親だった。

コスモ

前作にもカメオ出演していたサイキックなロシアの宇宙犬コスモは、映画本編には登場しないが、クレジットにカメオ出演している。

ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー 3000

コミックで最初に登場したチームからシルベスター・スタローン演じるスターホーク、マイケル・ローゼンバウム演じるマルティネックスに加え、ヴィング・レイムス演じるチャーリー27、ミシェル・ヨー演じるアリータ・オゴルド、マイリー・サイラスが声を担当するメインフレーム、クルーガー等が登場している。彼らはまたチームを復活することを示唆しているため、ガーディアンズ3000を見る機会を得るかもしれない。

I AM GROOT

クレジットの中には「I AM GROOT」から変身するものもあり、例えば視覚効果のポストプロダクション・スーパーバイザー、ジェニファー・バーグマンがここで登場している。

アダム・ウォーロック

マーベルの強力なキャラクターであり、ファンが大好きなアダム・ウォーロックの登場は、映画の最後に示唆されている。ソヴリンのアイーシャが最新型のコクーンで完璧な存在を作ろうとしており、彼女はアダムと呼んでいる。

グランドマスター

ジェフ・ゴールドブラム演じるグランドマスターが、映画「マイティ・ソー バトルロイヤル」に先立って映画のクレジットに登場している。音楽とパーティ好きであるため登場した可能性がある。

ティーン・グルート

ついにグルートは少し成長してティーンエイジャーのようになったが、思春期真っただ中となった。このクレジットシーンは、映画「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」へと繋がっていく。

免責事項

クレジットの最後に感謝と通知に加えて、メモが表示される。「この機能の作成中にアライグマや木の生き物は害を与えませんでした。アライグマや木の生き物を扱う人については同じことは言えません。」

私たちはグルート

デビッド・ハッセルホフが最後に登場し、第1作の終盤で言ったグルートの言葉を引用している。ここでのオリジナル曲「ガーディアンズ・インフェルノ」でもハッセルホフが出演しており、曲は映画にもカメオ出演しているタイラー・ベイツが制作。

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