アニメ「ホワット・イフ…?」はシーズン1の最終回を迎え、シーズンを通して暗いエピソードが多かったが、中にはコミカルなエピソードもあった。中でもコミカルな要素が多かったのは「もしも…ソーがひとりっ子だったら?」で、パーティーに夢中になっているソーを特集した。このエピソードに登場したダーシー・ルイスとハワード・ザ・ダックはサプライズ結婚式を行い、脚本家のA・C・ブラッドリーと監督のブライアン・アンドリュースは、このロマンスの裏にある愉快なインスピレーションを明かした。
ブラッドリーはColiderとのインタビューで、「それは、次のようなことから来ている。アニメ番組を作っていると、スクラッチボイスと呼ばれる臨時の声優が登場する。ヘイリー・アトウェルやカット・デニングスなどのMCUの俳優を起用する前に、ストーリーボードとラフボイスを照らし合わせて、すべてがどのように演じられるかを確認する。私は演技はできないが、ビールを飲ませてくれたら、とてもいいダーシー・ルイスを演じられる。」と説明した。アンドリューズは「本当だよ」と声をかけた。
ブラッドリーは続けて「酔っ払ったA・Cとダーシーは同じようなものだとわかったからだ。私のオリジナルのスクラッチは、編集室でスタッフとウイスキーを何杯か飲んだ後に録音したもの。また、私はハワード・ザ・ダックが大好き。セス・グリーンにも少し憧れている。というのも、私たちは10代の頃に『バフィー 〜恋する十字架〜』を見ていたから。台本と編集室の両方で、お酒を飲みながら、たくさんのジョークを言ったことがきっかけで、ダーシーとハワードの関係が生まれた。」と説明した。更にアンドリュースは「ああ、それも少し自然に生まれたもの。『パーティー・ソー』をやっていて宇宙がやってきたときにも、『ああ、もちろん、ハワードはそこにいるだろう。もちろん、ラスベガスだからね。彼はこのスーツを着ていた。彼はマティーニを持っていて、絶対にラスベガスにいる』と思っていた。そうでしょ?そして、この2つのコンボ、そしてそれぞれの小さなこと、それは・・・まさに運命だった。観客がそれに反応しているという事実は、私たちを本当に幸せにしてくれる。私たちはそのことをずっと愛してきたが、誰にも話すことができなかった。そして今、私たちは『すごいでしょう?』と言える。この2つは、まるでお互いのために作られたかのよう。なぜかわからないけど。素晴らしいよ。私たちはそれを愛している。」と述べている。
マーベル・スタジオが贈る初のアニメーション作品。アイアンマンや、キャプテン・アメリカ等、映画シリーズで舞台から降りたヒーローたちに、あの時“起こりえたかもしれない”、想像を超えた驚くべき“もうひとつの”物語。
もしも、アベンジャーズヒーローたちに別の運命が待っていたとしたら…?
アニメ「ホワット・イフ…?」はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。