Newsaramaより
ジェームズ・ガン監督のスーパーマン映画リブートで注目を集めているクリプトだが、実はガン監督自身の犬、オズーをモデルにしている。 オズーは、スクリーンに映る自分の姿に独特な反応を示すようで、クリプトが登場する度に興奮して騒ぎ立てるのだ。

ガン監督がソーシャルメディアに投稿した動画では、クリプトが負傷したスーパーマンと遊び、最終的に孤独の要塞へ連れて帰る場面の予告編を観ているオズーが興奮している様子が映されている。「これが、画面に向かって吠えている私の犬、オズーです」とガン監督は説明する。さらに、「クリプトはオズーの体型を3Dモデル化したものなんです。オズーを3Dスキャンしてクリプトにしました。毛の色を白くしただけです。とにかく、オズーは自分が画面に映るたびに、自分を攻撃しようとするんです。」とも語っている。

ガン監督は以前、クリプトの着想がオズーから得られたことを明かしていた。60匹もの犬と共に劣悪な環境で暮らしていたオズー(おそらく日本映画監督の小津安二郎にちなんで名付けられた)を引き取った経験が、クリプトを映画に取り入れるきっかけとなったという。オズーは当初、監督の家を破壊し、家具や靴を噛み砕き、さらには監督のラップトップまで食べてしまったそうだが、徐々に監督と心を通わせていったという。ガン監督は「もしオズーに超能力があったらどうなるか」と考え、それがクリプトの脚本への導入、そして物語全体の変化につながったと語っている。

オズーの個性豊かな行動と、その行動がクリプトというキャラクター、そしてスーパーマン映画全体に影響を与えたという物語は、映画への期待をさらに高めるものとなっている。スーパーマンは2025年7月11日に劇場公開予定だ。

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