Newsaramaより

ジェームズ・ガン監督によるスーパーマン・リブート映画の最新予告編が公開されて以来、ファンは「ボラビアのハンマー」として知られる重装甲の悪役の正体に注目している。しかし、「ボラビアのハンマー」は実は本作のために新たに創作されたキャラクターであり、コミックには全く登場しない。コミックには架空国家「ボラビア」が登場するものの、同国のヒーローは存在しないのだ。

名前が明かされて以来、このキャラクターに関する憶測は急上昇している。多くの人が、「ボラビアのハンマー」は、レックス・ルーサーの定番である紫と緑の戦闘用アーマーを隠すためのミスディレクション(視聴者を誤解させる演出)ではないかと推測している。予告編ではアーマーの色が変更されているためだ。

しかし、それはあり得ない話ではないものの、実際にはこのアーマーは、色に関わらず、ルーサーのアーマーのどのバージョンにもあまり似ていない。さらに、紫と緑のアーマーを着用したルーサーの手下も登場しており、これもまた「ボラビアのハンマー」とは似ていない。

もしかしたら、ガン監督はマーベル・スタジオがかつて『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の予告編でハルクを登場させたかのように、実際にはハルクバスター・アーマーだったシーンにハルクを代用したようなトリックを使ったのかもしれない。しかし、DCがCGキャラクターを偽装するために必要な費用と人員を費やすだろうか?特に、マーベルのあの出し抜けは訴訟の対象になったことを考えると、おそらくないだろう。

「ボラビアのハンマー」には、少し調べればわかるような、コミックからのインスピレーションがある可能性の方が高い。

そのキャラクターとは、ロケット・レッド、あるいはロケット・レッド・ブリゲードだ。80年代のDCユニバースにおいてソ連のヒーローとして活躍した、重装甲のスーパーソルジャーチームである。そのメンバーの一人は後にジャスティス・リーグ・インターナショナルに加入しており、そのチームにはスーパーマンのグリーンランタンであるガイ・ガードナー(ネイサン・フィリオンが演じる)も所属し、マックスウェル・ロード(ショーン・ガンがスーパーマンと『ピースメイカー』シーズン2で演じる)が組織した。

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