Newsaramaより
DCスタジオが開発を進めていた「Sgt. ロック」映画が、少なくとも当面の間、白紙に戻されたようです。The Hollywood Reporterによると、主演俳優の選定に苦戦していた本作は保留となり、2026年の撮影開始への延期、もしくは完全キャンセルが検討されているとのことです。
当初は『チャレンジャーズ』のルカ・グァダニーノ監督がメガホンを取り、グァダニーノ監督作『ボーンズ アンド オール』で共演したダニエル・クレイグがSgt. ロック役を演じる予定でした。しかしクレイグの降板後、コリン・ファレルなど数名の候補者が検討されたものの、決定には至りませんでした。
脚本はグァダニーノ監督作品『チャレンジャーズ』と『ボーンズ アンド オール』も手掛けたジャスティン・クリッツケスが担当。その完成度の高さから、DCスタジオの製作ラインナップに迅速に組み込まれたと言われています。
保留の理由については不明な点が多いものの、グァダニーノ監督のアクション演出への懸念と、7000万ドルという比較的低い予算が、DCスタジオにとって躊躇の要因になった可能性が指摘されています。
脚本は第二次世界大戦を舞台に、Sgt. ロックがフランスレジスタンスの女性(おそらくコミックに登場するマドモアゼル・マリー)と協力して、イエス・キリストの十字架刑で使用されたとされる「運命の槍」を追跡するという内容でした。DCコミックスの世界観では、ナチスは第二次世界大戦中、アメリカ合衆国のスーパーヒーローチーム「ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ」に対抗するため、「運命の槍」の発見に執着していました。
なお、新たなDCユニバースはマックスのアニメシリーズ「クリーチャー・コンフォーツ」から始まり、7月公開の『スーパーマン』と続きます。2025年以降に公開予定のその他のDC映画については、ガイドをご覧ください。