以下、公開中の映画「ジョーカー」のネタバレが含まれますので注意してください。
現在、映画「ジョーカー」が公開され、多くの憶測や疑問が飛び交っている。アーサー・フレックの話しがどこまで信用できるのか、本編のストーリーが現実かどうか、1つの手懸かりとしてラストシーンは重要な要素となっている。
ホアキン・フェニックス演じるアーサー・フレックは映画全体で制御できない笑いの病気を持ち、彼の人生に絶えず影響を与えていた。しかし、彼に混沌のすべてが与えられた後、映画の終わりでフェニックスのジョーカーは全く異なる笑いを放つ。監督のトッド・フィリップスはアーサー・フレックのラストシーンでの笑顔の意味について言及した。
フィリップスはロサンゼルス・タイムズとのインタビューで「あのシーンでの笑いは、彼が本当に笑う唯一の時だ。映画にはさまざまな笑いがある。アーサーの苦しみからの笑いがあり、それから彼が『1人の人間』になろうとする時の偽の笑いがある。それは私のお気に入りの笑いだ。しかし、最後に彼がアーカム州立病院の部屋にいる時、それは映画において唯一の彼の真の笑いだ。」と話している。
映画「ジョーカー」は2019年10月4日より日米同時公開。監督・製作・共同脚本:トッド・フィリップス、共同脚本:スコット・シルバー、出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロほか、配給:ワーナー・ブラザース映画