マーベル・スタジオによるDisney+(ディズニープラス)シリーズ「ムーンナイト」の監督モハメド・ディアブは、DCの映画「ブラックアダム」がその表現力の可能性を生かしきれていないと批判した。
ディアブはFilfanとのインタビューで、ワーナー・ブラザースの映画のキャスティングについて言及し、「明らかにエジプトを舞台にした作品なのに、エジプト人以外を起用する口実として『ブラックアダム』を架空の中東の国に設定したDCには、本当に腹が立った。表現の機会を無駄にすべきではない・・・しかし、エジプトに言及していないコミックのイテレーションを元にしているので、完全な間違いではない。」と述べている。
1945年に初めてコミックに登場したブラックアダムは、古代エジプト出身というキャラクターを確立した。その出自にもかかわらず、2000年代のJSAコミックは、彼の出生地を架空の北アフリカの国カンダックに変更した。ブラックアダムは、彼のスーパーパワーの源であるエジプトの神々を含む、オリジナルのエジプトのバックストーリーの要素をまだ持っている。
スティーヴン・グラントは、平凡な生活を送る温厚な男。だが彼は、夜通し悪夢にうなされ、現実と夢の区別がつかない日々に悩みを抱えていた。自分は誰なのか、何に怯えているのか。やがて自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。そして、スティーヴンは、彼の内に残酷なもう一人の人格<マーク・スペクター>が潜んでいることを、やがて知ることとなる―。 暴力と残虐性に満ちた<マーク・スペクター>に狂気が宿る時、マーベル・スタジオ初のダーク・ヒーロー<ムーンナイト>が誕生する――。
「ムーンナイト」はDisney+(ディズニープラス)にて3月30日より配信予定。出演:オスカー・アイザック、イーサン・ホーク、メイ・キャラマウィ、監督:モハメド・ディアブ、ジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド、脚本:ジェレミー・スレイター
映画「ブラックアダム」は2022年10月21日より米公開予定。