Newsaramaより
マーベル・スタジオの『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』で、惑星生命力を吸い尽くすほどの巨大さを誇る悪役、ガラクトゥスが、ラルフ・イネソン演じるモーションキャプチャーによって実現されることが明らかになっています。しかし、本作の制作チームは、モーションキャプチャーだけに頼らず、ガラクトゥスを可能な限りリアルに、そして画面上の他の全てを圧倒する存在感で表現するため、実物大の衣装を製作するという、驚くべき取り組みを行っています。

監督マット・シャックマンはエンターテイメント・ウィークリー誌に対し、「ガラクトゥスはモーションキャプチャーだけにしたくなかった。実際に役を演じる人がそこにいて欲しかったんだ」と語っています。「だから彼のために全身コスチュームを作り、スケールが正確かどうか、例えばラシュモア山を撮影する時と同じように、多くの撮影テストを行った。」と説明しています。

数百フィートもの身長を持つ宇宙的存在ガラクトゥスを、人間サイズのキャラクターや環境と違和感なく共存させ、かつキャラクターの重要な要素である人間らしさを維持するには、並々ならぬ工夫が必要となるでしょう。

実物大のガラクトゥス衣装の存在は、多くのジャンル映画ファンと同様に、実写のオブジェクトや衣装が再びスーパーヒーロー映画で使用されることに喜びを感じている筆者にとって非常に興奮するニュースです。これは、シャックマン監督自身の制作に対する姿勢とも合致しており、彼は以前、本作の制作方法を、名匠スタンリー・キューブリックが1965年(映画の舞台となる60年代中期と同時代)に制作していた方法に例えています。

そのため、MCUが長らく必要としてきた革新的な作品となるであろう『ファンタスティック・フォー』の公開が待ちきれません。

『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』は、マーベル・フェーズ6の幕開けとして7月25日に劇場公開予定です。それまでの間、マーベルとDCの今後のスーパーヒーロー映画を網羅したガイドで予習しておきましょう。

(最後の「Bringing all the latest…」は記事の締めくくりで、本文の内容とは直接関係ないので翻訳を省略しました。)

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