Newsaramaより
ベン・アフレックは、旧DCEUでのバットマン役が決して楽しい経験ではなかったと語っています。GQ誌のインタビューで彼は、その苦痛な経験には様々な理由があり、単にスーパーヒーロー映画に出演することだけではないと明かしました。彼は、その経験の悪さゆえではなく、単に以前抱いていた興味を失ったため、再びそのようなジャンルには関わりたくないとのことです。しかし、あの様な経験は二度と繰り返したくないとも述べています。アフレック曰く、それは主に目的、理解、期待の食い違いが原因だったそうです。

アフレックは『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』、『ジャスティス・リーグ』、『ザック・スナイダーのジャスティス・リーグ』、『ザ・フラッシュ』でブルース・ウェイン/バットマンを演じ、『ザ・フラッシュ』が彼のバットマン役最後の出演となりました。ザック・スナイダー時代のDCには様々な問題があり、アフレックの役を再キャスティングするオンライン署名活動もあったことを覚えている人もいるでしょう。『バットマン vs スーパーマン』のRotten Tomatoesスコアは29%、『ジャスティス・リーグ』は39%と低迷していますが、『ザック・スナイダーのジャスティス・リーグ』は71%と評価が良いです。

アフレックは、これらの映画がかなり年配の観客層向けに作られていたこと、そして自身の幼い息子が怖がって見ていなかったことを挙げ、「これはまずい」と感じたと語っています。映画製作者がその路線を続けようとし、スタジオが若い観客を取り戻そうとしたことが、相反する目的を持った両者の間で衝突したと彼は分析しています。異なることを望む二つの存在、二人がいることは最悪の組み合わせだったと述べています。

2022年にはロバート・パティンソン主演のバットマン映画が公開されましたが、これはDCU本編ではなくElseworlds(別世界)の一環として多元宇宙的な物語でした。DCスタジオを共同運営するジェームズ・ガンはまだ新しいDCUのバットマンをキャスティングしておらず、それは『バットマン:ザ・ブレイブ・アンド・ザ・ボールド』映画の公開日が未定であることを考えると妥当です。

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要約すると、ベン・アフレックは旧DCEUでのバットマン役の経験について、関係者間の意図や期待の不一致から生じた苦い経験だったと語っており、その作品群が想定していた年齢層と、自身の子供の反応から、制作側の狙いと観客層のミスマッチがあったことを指摘しています。 現在、新たなDCUのバットマンはまだ発表されていません。

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