Newsaramaより
準備はいい?とんでもない、頭脳を刺激する奇妙な話だぞ! Deadlineによると、マーベル・コミックスが、ファンタスティック・フォーの復活を告げる、全く現実のコミックスをリリースする。作者は、FFシリーズでお馴染みのマット・フレクションとマーク・バッキンガムだ。しかも、これはMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の世界観とも繋がっているんだ。
MCUのストーリーに沿ったコミックスはこれまでにもたくさんあったが、今回は全く違う。 この『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』というタイトルのコミックスは、MCUの世界において、ファンタスティック・フォーが自身の「フューチャー・ファウンデーション」を通して出版しているものと同じコミックスなのだ。つまり、現実世界の我々は、MCUの架空の人物たちが読んでいるのと同じファンタスティック・フォーのコミックスを読むことになる。
フィル・ノートによる表紙イラストを見れば一目瞭然。1961年のオリジナル『ファンタスティック・フォー #1』のジャック・カービーによる表紙を再現している。
予告編を見る限り、FFの玩具やTシャツが登場していることから、マーベルの世界における彼らの存在において、マーチャンダイジングが重要な要素となっているようだ。(ちなみに、これはMCU本編とは別のマルチバースの世界線)。そして、マーベル・ユニバースのヒーローたちに関するコミックスが、彼らが存在する世界でも出版されているという設定自体、コミックスの世界では珍しいことではない。
マーベル・コミックスの世界には、「マーベル・コミックス」という会社が存在し、ヒーローたちの物語を、通常の新聞記事では表現できないような壮大なスケールで伝える媒体として設立されたという設定だ。
ここで面白い疑問が湧いてくる。映画のプロダクションデザイナーであるカスラ・ファラハニから着想を得て、映画のセットも訪れたというマット・フレクションとマーク・バッキンガムは、MCUの世界にもコミックス制作者として存在するのか? 実際、ファンタスティック・フォーの生みの親であるジャック・カービーとスタン・リー自身も、作品の中にコミックス制作者として登場したことがある。だから、今回の設定にも十分な前例があると言えるだろう。
このコミックス版『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』は7月2日に発売され、映画版『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』は7月25日に公開され、マーベル・フェイズ6の幕開けとなる。