Newsaramaより
「デッドプール&ウルヴァリン」には、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)やマーベルにまつわるエキサイティングなイースターエッグやカメオ出演が数多く登場するが、その中でも最高なのがウェズリー・スナイプスのブレイドだ。このことを一番よくわかっているのは、ライアン・レイノルズで、彼はウェイード・ウィルソンらしい方法で同スターに敬意を表している。
「ブレイドが市場を創造していなければ、フォックス・マーベル・ユニバースもMCUも存在しない。彼はマーベル・ダディだ」とレイノルズはTwitterに投稿し、映画のセットで撮影された2人の写真4枚を添えた。ツイートの全文は下記の通り。
「ブレイドが市場を創造していなければ、フォックス・マーベル・ユニバースもMCUも存在しない。彼はマーベル・ダディだ。ローガンにふさわしいお別れのためにリツイートしてください。#デッドプール&ウルヴァリン」
「デッドプール&ウルヴァリン」では、スナイプスがジェニファー・ガーナーのエレクトラ、チャニング・テイタムのガンビット、ローガンのダフネ・キーン演じるX-23とともにボイドに突如として現れる。このはぐれ者のスーパーヒーローの集団は後に、おしゃべりな傭兵と彼の爪を持った相棒に加わり、カサンドラ・ノヴァのマーベルの悪党の軍団を倒す手助けをする。
しかし、この半人半吸血鬼の登場は単に象徴的なだけではない。1998年の映画「ブレイド」は事実上、マーベルを世に知らしめたことから、レイノルズのツイートはそれを反映している。この吸血鬼ヒーロー映画によって初めてマーベル映画への関心が集まり、その後波及効果が波及し、X-メン映画や今日のフォックス・マーベル・ユニバースやMCUのほとんどが生まれたのだ。
それだけではない。「ギネス世界記録」によると、スナイプスは「デッドプール」の続編への出演を機に、実写マーベルキャラクターとして最も長いキャリアを誇る世界記録を保持しているという。まさに「マーベル・ダディ」であり、それを気づかせてくれたレイノルズに感謝したい。
それでも、続編におけるスナイプスのもっとも可笑しい瞬間は、「ブレイドは永遠に唯一無二だ」と彼が述べたときだった。これを受けてデッドプールが第4の壁を破り、観客に狡猾な表情を向ける。ご存知の通り、実際には新しい「ブレイド」映画が進行中だ。マーベルの「ブレイド」リメイク版ではマハーシャラ・アリが主演を務めるが、この映画はしばらくの間、製作が延期されている。しかし、最終的にスクリーンに登場すれば、アリはアース616のブレイドとなり、スナイプスは単なる亜種となる。彼がボイドにたどり着いた経緯がこれで説明できる。
とはいえ、スナイプスが演じるブレイドを目にするのがこれで最後とならないことを切に願いたい。レイノルズが自身のTwitterのフォロワーに対して「ローガンにふさわしいお別れのためにリツイートしてください」と促したのは、このことを示唆している。これは間違いなく、2017年の映画「ローガン」で描かれたアース616版ウルヴァリンの英雄的でドラマティックな死に言及しており、私たちは観客としてX-メン映画シリーズを通して恋に落ちたあのX-メンに別れを告げている。これと同じような方法でスナイプスにも別れを告げることができれば素晴らしい。だから私たちはすぐにリツイートすることをお勧めしたい。