Newsaramaより
小島秀夫氏は『ジョーカー:Folie à Deux』についての批評を述べました。べた褒めというわけではなかったものの、『ヴェノム:ラストオブアース』や『マダム・ウェブ』に対する評価よりははるかに好意的でした。
小島氏はTwitterで、「『ジョーカー:Folie à Deux』を観ました。映画の冒頭はノスタルジックな『ルーニー・テューンズ』を彷彿とさせるアニメーション・シーケンスで、ジョーカーとジョーカーの影の物語を描いています」と書いています。「その後の裁判では、彼の多重人格性の問題が最初から最後まで争われます。ジョーカーとはアーサーのことなのか?ジョーカーは別の別人格(つまり彼の影)なのか?アーサーとは一体誰なのか?この謎は最終的にはメタ視点へと変容します。前の映画『ジョーカー』では、本当に世界中の観客を魅了したのはジョーカーだったのでしょうか?それともアーサーだったのでしょうか?この疑問は、映画の中で何度もリーに、さらにはゴッサム・シティの人々に投げかけられます」
「私たちは『詩的な正義』を体現するヒーローが大規模に作られる時代に生きており、善と悪の戦いが繰り広げられています」と彼は続けます。「最近では、ヴィランを主役としたスピンオフ映画が数多く作られています。ヴィランはスーパーヒーローになれるのでしょうか?この疑問は、DC映画として大スクリーンで提示されると、あまりにも前衛的でしょうか?世界中の観客が愛したのはジョーカーだったのでしょうか?それともアーサーだったのでしょうか?ここが批評が分かれるところです。今後10年か20年で、この映画の評価は、今後ヒーロー映画が浸透していく中で変化していく可能性が高いです。真の『folie à deux(相思病)』になるまでには時間がかかるかもしれませんが、この映画でホアキンとガガを観客全員が愛したことは間違いありません」
コジマ学者は誰もが知っているように、レビューが長いほど良いものとされています。『マダム・ウェブ』について、小島氏は「映画館で『マダム・ウェブ』を観ました」とだけ書いています。同様に、『ヴェノム:ラストオブアース』についての彼の評価も「『ヴェノム:ラストオブアース』をIMAXで観ました」というだけです。痛烈です。
小島氏は、『ジョーカー2』の著名なファンの1人ではありません。クエンティン・タランティーノも最近、このDC映画について好意的な考えを共有し、「すごく気に入った」と述べています。
『ジョーカー:Folie à Deux』は現在デジタル版で公開されています。この映画の詳細については、当サイトの『ジョーカー2』レビューをネタバレ無しでご覧いただくか、DC映画を順番に視聴するためのガイドで映画マラソンをお楽しみください。