Newsaramaより
インターネット上で最も人気のある映画評論家、小島秀夫氏が、マーベルの最新作「サンダーボルツ」*に関する感想をついに発表しました。これは今年、彼がMCU作品に対して行った中で最も好意的なレビューです。

5月11日、同氏はTwitterでフォロワーに「サンダーボルツ」への考えを共有。「サンダーボルツを観た。これは世界を救うため強力な外部の敵を排除する話ではない。孤独な個人を受け入れ、観客自身の内なる敵から救済することについての話だ。真に優しいMCU映画だ。」と述べました。

しかし、スカーレット・ヨハンソンのブラック・ウィドウの反抗的な妹、イェレナ・ベロヴァを演じるフローレンス・ピューが、小島氏を魅了したようで、「何よりも、フローレンス・ピューは素晴らしかった。」とも記しています。

小島氏の「サンダーボルツ」レビューは、2025年公開のマーベル作品第1弾「キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド」に対する彼の感想とは大きく異なっています。「キャプテン・アメリカ:ニュー・ワールド」を観た後、同氏は「サムがシールドを受け継いだのは『アベンジャーズ/エンドゲーム』だったとぼんやり覚えているが、いつ正式にキャプテンになったんだ?」とTwitterで疑問を呈し、「サンダーボルツの予告編と混同している。」とも述べていました。

もちろん、小島氏の「キャプテン・アメリカ」第4作への混乱は、アンソニー・マッキー演じるサム・ウィルソンが正式にスーツを着た「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」を観ていなかったことが原因である可能性が高いです。しかし、これは現在のマーベルにおける最大の課題、つまり新しいMCU映画を観るには以前の作品を先に観なければならないという問題を浮き彫りにしています。

ジェイク・シュレイアー監督の「サンダーボルツ」は、アベンジャーズ不在の中で世界を救う危険な任務に臨む、マーベルで最も型破りなアンチヒーロー集団を描いています。ピューに加え、セバスチャン・スタン(バッキー・バーンズ)、デヴィッド・ハーバー(レッド・ガーディアン)、ハンナ・ジョン=ケイメン(ゴースト)、オルガ・クレンコ(タスクマスター)、ワイアット・ラッセル(ジョン・ウォーカー)、ルイス・プルマン(ボブ)が出演しています。

「サンダーボルツ」*は現在公開中。

*(邦題が異なる可能性があります)

この翻訳では、小島氏の発言を正確に伝えつつ、全体の流れを分かりやすくまとめ、マーベル作品における前提知識の問題点についても言及しています。 また、邦題が異なる可能性にも触れています。

created by Rinker
小学館集英社プロダクション