ジェームズ・ガン監督の映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」の俳優デヴィッド・ダストマルチャンが、自身が演じた様々な役を通して体験したスーパーヒーロー映画の進化について語った。
ダストマルチャンはVultureとのインタビューで、「クラフト技術は大きく進化しています。ダークナイト』はフィルムで撮影され、大規模なプロダクションだった。撮影初日は、冗談抜きで1000人近くの背景役者がいるように感じた。制服を着た警察官、待機している観客、パレードの参加者など、ゲイリー・オールドマンからマギー・ジレンホールまで、基本的にこの映画に出演しているすべての俳優が参加している。」と述べている。
さらに、「ダークナイト」のスタッフが超大作の撮影のためにシカゴの金融街を実質的に閉鎖したのを見て、2015年の「アントマン」や2018年の「アントマン&ワスプ」でカート役を演じる準備ができたとも語っている。「『アントマン』では、アトランタのパインウッド・スタジオでサンフランシスコを再現し、巨大なタンクをビルから爆発させてピム・ラボラトリーズを丸ごと破壊するのを見て、確かに今まで見たことのないものだった。このようなデジタルと実際の効果の美しい融合は、本当に目を見張るものだった。そして、役者として謙虚な気持ちになった。俳優として謙虚な気持ちになった。神よ、私はとても小さな存在だと感じていると。」と説明している。
ダストマルチャンは、DCエクステンデッド・ユニバースとマーベル・シネマティック・ユニバースの両方で作品を指揮してきたジェームズ・ガン監督が、自分のバージョンの「ザ・スーサイド・スクワッド」では次の段階に進んだことを明かした。「ジェームズ・ガン監督は、『スーサイド・スクワッド』をさらに進化させた。そして、カメラの縮小から学んだすべてのテクニックは、世界を拡大すると同時に、すべての隅々まで入り込むことができた。つまり、彼はステージ上に完全なジャングルを作った。パインウッド・スタジオの外には、海を再現したビーチがあった。そのスケールは、今まで経験したことがなかった。」と述べている。
ダストマルチャンはガン監督版タスクフォースXのメンバーであるアブナー・クリル/ポルカドットマン役に惹かれた理由として、白斑という自己免疫疾患の経験を挙げている。「子供の頃はあだ名で呼ばれてからかわれ、大人になってからは体に大きな斑点があることをからかわれた。ジェームズ(ガン)は知らなかったのだが、『ポルカドットマン』に起用されたことで、ようやく自分の水玉を受け入れるようになった。今では誇りに思っているし、以前は水玉に対する不安で衰弱していたものが、自分をユニークにし、他とは違う存在にしてくれるものに変わった。」と述べている。
ようこそ、地獄へ――世界を救えるのは、全員ヤバすぎる“悪党”だけ!
世界中の誰もが知る「バットマン」や「ジョーカー」といったキャラクターを生み出したDCコミックス。そんな作品を創り出す彼らが「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのジェームズ・ガン監督を迎えて贈る最新作『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』。何をしでかすかわからない、クセの強すぎる全員ヤバい寄せ集団=“極”悪党の“スーサイド・スクワッド”に世界は託された!?彼らの首の後ろには爆弾が埋め込まれ、もし裏切ったり、何かをしでかせば容赦なく吹っ飛ばされてしまうという状況下、超デンジャラスなデス・ミッションに挑む!すべてノリで行動する“極”悪党の彼らにしか解決することができないミッションとは?彼らを待ち受ける運命とは!?
映画「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」は2021年8月13日より日本公開中。監督:ジェームズ・ガン、出演:デヴィッド・ダストマルチャン、ジョン・シナ、ジェイ・コートニー、ホアキン・コシオ、ネイサン・フィリオン、ヨエル・キナマン、メイリン・ウン、フルーラ・ボーグ、ショーン・ガン、ファン・ディエゴ・ボト、ストーム・レイド、ピート・ダビッドソン、タイカ・ワイティティ、アリシー・ブラガ、スティーヴ・エジー、ティナシー・カジャージ、ダニエラ・メルヒオール、ピーター・カパルディ、ジュリオ・ルイス、ジェニファー・ホランド、ヴィオラ・デイヴィス、イドリス・エルバ、マーゴット・ロビー、マイケル・ルーカー、シルベスター・スタローン、配給:ワーナー・ブラザーズ映画