映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は米公開中で、批評家やファンから愛され、すでにソニー・ピクチャーズがこれまでに発表したどの映画よりも多くの収益を上げており、事態はかなり順調に進んでいる。しかし、そのプロセスは必ずしも容易ではなく、複雑さの1つはマーベル・シネマティック・ユニバースに組み込まれているということ。「ノー・ウェイ・ホーム」より前に公開される予定だった「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」だが、延期されたために順番が逆となり、それがどのように影響を与えたのか脚本家が語った。
「ノー・ウェイ・ホーム」の脚本家のエリック・ソマーズとクリス・マッケナは、Varietyとのインタビューで、脚本を書き直す際にはトレーラーでも示された通り、ストレンジのマルチバースに関する知識のなさを考慮すればよかったと語っている。マッケナは、「私たちは実際に『ドクター・ストレンジ2』で起こっていることを参考にし、それを脚本に取り入れようとしていた。私たちが書き始めたとき、(ストレンジは)これらのものに手を出すことの危険性を身をもって知っていた。その後、彼はマルチバースについてそれほど知らない人間だと変更した。しかし、そうすると、未知のものへの恐怖から、これらのものに手を出し始めることがさらに怖くなる。いずれにせよ、彼は『個人の運命に干渉してはいけない』という理性の声であり、ピーター・パーカーは『なぜいけないんだ?なぜこの人たちを救えないの?』というピーター・パーカーの甘さがある。」と述べている。
『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──
映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は2021年1月7日に日本公開予定。