ソニー・ピクチャーズのマーベル映画「モービウス」の監督ダニエル・エスピノーサは、主演のジャレッド・レトの演技への取り組みの結果、トイレ休憩に助けが必要になったという話を認めた。
Uproxxとのインタビューでエスピノーサは、レトが演技にこだわりすぎて、休憩でも松葉杖をついてトイレに行くという噂について聞かれた。結局、トイレ休憩に時間がかかってしまうため、制作側が代わりに車椅子に乗ってトイレまで行ってもらうように取り計らい、エスピノーサはその噂の真偽を確かめ「はい」とだけ答えた。
プロジェクトに取り組んでいる間、キャラクターを壊さないというレトの姿勢は、よく知られている。例えば2016年の「スーサイド・スクワッド」の制作中、レトはキャラクターを壊すことを避け、カメラが回っていないときでもジョーカーを演じ続けていた。そのため、ハーレイ・クイン役のマーゴット・ロビーにネズミを送り、彼女がラット・ラットと名付けた。
天才的な頭脳を持つ医師マイケル・モービウス。彼は幼いころから、治療の術がない血液の難病を患っていた。これまで多くの命を救いながらも、己の病を治癒する方法だけを見出せずにいたモービウスは、自らの身体に実験的な治療を施す。それはコウモリの血清を投与するという、危険すぎる治療法だった。そのまま姿を消したモービウスは、2か月後、ロングアイランド沖に座礁したコンテナ船に突如現れる。病で痩せ細った姿から一変、顔には血色が戻り、隆起した筋肉が全身を覆っていた。さらに、超人的パワーとスピード、そして周囲の状況を瞬時に感知するバットレーダーや飛行能力を手にしたモービウスだが、同時に彼の中で、抑えきれない〝血への渇望“が生まれる。やがて彼の身体に更なる変異が起こる……
このユニバースに生まれ堕ちた彼は、果たして善なのか、悪なのか──
映画「モービウス」は2022年4月1日より公開予定。監督:ダニエル・エスピノーサ、脚本:マット・サザマ、バーク・シャープレス、出演:ジャレッド・レト、マット・スミス、アドリア・アルホナ、ジャレッド・ハリス、アル・マドリガル、タイリース・ギブソン、配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント