ソニー・ピクチャーズのマーベル映画最新作「モービウス」の最初のトレーラーで、マイケル・キートン演じるエイドリアン・トゥームスが登場することが明らかになった。キートンのキャラクターは映画「スパイダーマン:ホームカミング」で初めて登場したため、このキャラクターが別世界に登場することは多くの疑問を生む。マーベル・シネマティック・ユニバースに登場したエイドリアン・トゥームスと同一人物かどうかといった疑問だが、「モービウス」の監督ダニエル・エスピノーサによると、キートンは「スパイダーマン:ホームカミング」のエイドリアン・トゥームスと同じだという。
エスピノーサはTwitterのQ&AでCinemablendからの質問に答え、「『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』のラストと『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』自体で、キャラクターがあるマルチバースから別のマルチバースへ移動することが可能であることが明確に確立されている。『ノー・ウェイ・ホーム』の出来事は、ヴェノムとバルチャー(そしておそらく他のキャラクター)をMCUとヴェノム・ユニバースの間で行き来させる効果があった。」と述べている。
天才的な頭脳を持つ医師マイケル・モービウス。彼は幼いころから、治療の術がない血液の難病を患っていた。これまで多くの命を救いながらも、己の病を治癒する方法だけを見出せずにいたモービウスは、自らの身体に実験的な治療を施す。それはコウモリの血清を投与するという、危険すぎる治療法だった。そのまま姿を消したモービウスは、2か月後、ロングアイランド沖に座礁したコンテナ船に突如現れる。病で痩せ細った姿から一変、顔には血色が戻り、隆起した筋肉が全身を覆っていた。さらに、超人的パワーとスピード、そして周囲の状況を瞬時に感知するバットレーダーや飛行能力を手にしたモービウスだが、同時に彼の中で、抑えきれない〝血への渇望“が生まれる。やがて彼の身体に更なる変異が起こる……
このユニバースに生まれ堕ちた彼は、果たして善なのか、悪なのか──
映画「モービウス」は2022年4月1日より公開予定。監督:ダニエル・エスピノーサ、脚本:マット・サザマ、バーク・シャープレス、出演:ジャレッド・レト、マット・スミス、アドリア・アルホナ、ジャレッド・ハリス、アル・マドリガル、タイリース・ギブソン、配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント