SCREEN RANTより

公開中の映画「シャザム!」ではDCコミックスや過去の作品に関連した要素や参照が多く存在している。ここで最も興味深い30個のイースターエッグについて紹介していく。

以下、映画「シャザム!」のネタバレを含むので注意してください。

30.アナベル人形のカメオ

最も期待され驚くほど高評価を博したDC映画のうちの2本が、ホラー映画監督を務めたジェームズ・ワンとデヴィッド・F・サンドバーグである。サンドバーグは映画「アナベル 死霊人形の誕生」の監督を務め、ジェームズ・ワンがこの映画の製作を務めた。映画「アクアマン」でもアナベル人形が登場するが、映画「シャザム!」でも映画冒頭の質屋の棚に登場している。

29.ウォッチメン・スマイリーフェイス

ビリー・バットソンがピッツバーグからフィラデルフィアへ逃げた後、ソーシャルワーカーと話すシーンにおいてスマイリーフェイスのマグやボールが机の上に並んでいる。ピッツバーグはこれがアラン・ムーアが手掛けたコミック「ウォッチメン」への言及であることを確認している。

28.ワニのイースターエッグ

ファンが「ウォッチメン」のスマイリーフェイスに興奮している間にも、左側にあるプラスチック製のおもちゃに注意を払わなければならない。気分を明るくするスマイリーフェイスは理にかなっているが、そのおもちゃはワニの姿をしている。これはシャザムと戦ったことがある邪悪なワニのヴィラン、ソベックへの参照である。

27.トーキー・トーニー・タイガーの呼び戻し

シャザムの重要な虎の擬人化されたキャラクター、トーキー・トー二ーは映画には登場しない。しかし、ファンは意外なところで彼を得ることができる。ビリーがシャザムとなった姿のマントのステッチ部分に虎が刻印されているのが確認できる。

26.古典的なスーパーマン映画の見出し

スーパーマンについての言及等、映画のキャラクター達が自身の世界にスーパーヒーローでいっぱいであることを認識しているため、それ自体がイースターエッグと呼ぶのは難しい。しかし、リチャード・ドナーのスーパーマン映画への直接の言及は別だろう。フレディ・フリーマンの寝室にはスーパーヒーローをテーマにした新聞の見出しがたくさんあり、この中にドナーによるスーパーマン内でデイリー・プラネットの編集者ペリー・ホワイトが出した見出し「CAPED WONDER STUNS CITY」を見ることができる。

25.フレディ・フリーマンのスーパーヒーローお土産

フレディ・フリーマンが自身のコレクションを見せる間にも、視聴者は部屋のいたるところに散らばっている素晴らしいアイテムを見逃すことはできない。スーパーマンのマグカップ、帽子、アクションフィギュア等が確認できるかもしれないが、ゾッドがメトロポリスへの攻撃によって人類世界に与えた影響を垣間見えるTIME誌が飾られている。

24.別のスーパーヴィラン

映画でドクター・シヴァナが父から受けてきた悲劇について明かされるが、その父親を演じているのがジョン・グローヴァーだ。ほとんどのDCファンは彼が過去に演じたドラマ「ヤング・スーパーマン」のレックス・ルーサーの父ライオネル・ルーサーとして知られているだろう。

23.ロック・オブ・エターニティのマジックミラー

ビリーが地下鉄から降りて魔法のロック・オブ・エターニティに出ると、DCコミックスからの象徴的な魔法の遺物や工芸品が登場することとなる。その中でも入り口付近に支えられている巨大な黄色の鏡があり、この鏡はフランチェスカと呼ばれる実体のホストが中におり、将来的に彼女が姿を現すかもしれない。

22.ミスター・マインドの有名なガラス瓶

上記のマジックミラーの他に、コミックと同一に見える邪悪な毛虫ミスター・マインドを保持するガラス瓶が登場している。映画ではガラスの中に多分食べるためであろう緑樹が与えられており、ミスター・マインドの存在を明確にしている。

21.アイビス・ザ・インビンシビルのアイビスティック

ロック・オブ・エターニティの入り口付近には金色の杖があり、これはアイビスティックとして知られているアイビス・ザ・インビンシビルが使用する重要な魔法装置。1940年にシャザムの初登場と同じ「フォーセット・コミックス」で初登場し、彼は黄金時代から先祖返りした存在。

20.ブラックアダムの歴史

映画内で魔法使いが彼のスタッフから輝く光のエネルギーを散乱させている中で、ビリーに前のチャンピオンについて話している。彼は魔法使いを除いて彼ら全員を破壊しており、その堕ちたチャンピオンがブラックアダムであることをファンは知っている。ドウェイン・ジョンソンがシャザムの敵ブラックアダムとして現れなくても、彼がストーリーの中で同じ役割を担っている。

19.フォーセット・セントラル・スクール

この映画は2011年のジェフ・ジョーンズによるコミックから様々なシーンをもたらすが、シリーズがオリジナルに加えた最大の変更の1つも含んでいる。シャザム家のヒーローはアメリカのフォーセットシティに住んでいた。元々はキャプテン・マーベルとして発売されていた頃の出版社フォーセット・パブリケーションズに由来し、リブートされたコミックではフィラデルフィアに変わり、映画でも同じとなった。そして、最初の出版社に敬意を表して名付けられた学校フォーセット・セントラルに通うこととなる。

18.エース・ケミカルズ

ゴッサムシティにあるエース・ケミカルズの工場はジョーカーのあの外見を生み出した原因の場所でもある。奇妙なことにエース・ケミカルズはビリーのスーパーヒーローとしてのアイデンティティの発祥の地でもあり、フレディがカメラの前で彼らの能力を試す倉庫の所有者となっている。その象徴的なロゴを見逃すことはできない。

17.ザップテイン・アメリカ

シャザムがキャプテン・マーベルの名前を一般的なものにした時、それは主人公が名前でジョークを言う良きタイミングであることを意味している。フレディがスーパーヒーローの能力を撮ったビデオをアップし始める時、彼はさまざまな名前の候補を出す。「レッド・サイクロン」「サンダークラック」、そして「ザップテイン・アメリカ」。これは言わずもがなマーベルのキャプテン・アメリカへのジョークだ。

16.キャプテン・スパークルフィンガーズ

マーベルとDCの「キャプテン・マーベル」は共に数週間以内に公開するということは天文学的に数字に違いない。ザッカリー・リーヴァイとブリー・ラーソンは愛とシャザム!を共有しているし、映画でも実際にキャプテン・マーベルのジョークを行う。フレディのヒーロー名候補の中で最悪なのが「キャプテン・スパークルフィンガーズ」だ。信じられないかもしれないが、これはライターのケリー・スー・デコニックによる「キャプテン・マーベル」シリーズで同じジョークを言っているのだ。キャロルがふざけて言ったのは「プリンセス・スパークルフィスト」で、少なくともビリーは「キャプテン」の名前を取り戻した。

15.ノーランバットマンのバットケイブ

ファンは映画がDCEUの一部だからと考えれば、この映画で言及されていることはベン・アフレックのバットマンだろうと考えるだろうが、すべてがそうではない。フレディが探している秘密基地について説明する時のビジョンはクールな城だ。しかし、ビリーはアクセスするために通り抜けられる滝や水を見下ろす基地を探している。これはクリストファー・ノーランによるバットマン3部作のバットケイブを表している。

14.ホリー・モリー、ビリー!

スーパーヒーローの映画やテレビ番組ではスーパーヒーローのキャッチフレーズを適用するのが実質必須だ。それがなくても、少なくとも彼らの象徴的な感嘆符を使用する。コミックでのビリーにとってそれは昔ながらの「ホリー・モリー!」であり、映画でも2度登場する。シャザムがバスの下へ疾走した時とビリーが映画で最初に話す言葉でもある。

13.ジム・ゴードンのバットマンを・・・確認した?

ビリーとシヴァナの最初の戦いでジャスティス・リーグのおもちゃでいっぱいのおもちゃに激突する。監督によると製品はすべて現実世界で利用可能であることを説明した。その中にバットマン:スーパーヘビィが登場しており、コミックではブルース・ウェインの不在時にジム・ゴードンが身に着けたアーマースーツである。それは映画内の世界においても彼が登場したことを意味している?

12.「大きな」鍵盤オマージュ

シャザム!が「スーパーマンとはビッグに会う」という説明が一般的になった時から、突然大人になってしまった少年を描くトム・ハンクス主演の映画「ビッグ」へのオマージュが登場するのは必然だ。映画「ビッグ」でも登場した大きな鍵盤が、ビリーとシヴァナの戦いの最中にも現れた。

11.ビリーの両親の名前

ビリーが放置されたという理由については映画のための完全な発明であるが、それ以外で悲劇的なストーリーの最も素晴らしい詳細の1つは、ユージーンがビリーの出生の両親の情報を説明する時だ。C・C・バットソンという名前はシャザムの生みの親の1人C・C・ベックへの言及に繋がる。

10.シャザムのラッキーナンバー?セブン

このストーリーの中でファンは数字の7の意味を知らされる必要はない。しかし、その数にはいくつかの驚きが隠されている。7つの大罪、7つの評議会の数は意図的に一致したものとして説明がつく。しかし、ビリーの母親が彼の下から去った時はちょうど17歳で、今はアパート707に住んでいるという事実がある。それはビリーが魔法に繋がることになっていたことを予測させる。

9.監督カメオ

シャザム!のデヴィッド・F・サンドバーグ監督は複数の役割を担っており、クロコダイルメンの他に、マリリンの新しいボーイフレンドの声として登場している。それに加えてクレジットシーンのあの声も担当していると噂されている。

8.クロコダイルメン

子供たちがロック・オブ・エターニティの穴から抜けてシヴァナと彼の7つの大罪から逃げる時、ファンはテーブルに座るクロコダイルメンのグループを見ることとなる。クロコダイルメンは惑星パンカスから来た人型ワニのエイリアンで、ミスター・マインドの子分的存在でもあるシャザムの敵対者だ。

7.モンスターランドのヒント?

ロック・オブ・エターニティを再び訪れたことで、更なるドアが開きファンへの参照は悪夢のようなモンスターランドの一瞥を見るかもしれない。コミックでは地球は7つの異なる魔法の王国のうちの1つに過ぎず、他には恒久的に閉鎖されているモンスターランズがある。それは実際に探求されたことはないが、おそらくメアリーによって開かれた出入り口がそこへ導いているかもしれない。

6.シャザムは「秘密の呪文」

ロック・オブ・エターニティにあった鏡にはフランチェスカと呼ばれる存在がおり、ビリーに正しいことをするように促して、その間に魔法使いは彼に「秘密の呪文」を与えた。映画ではフランチェスカは廃止されたが、その役割を魔法使いが担っていたためビリーに「心を開く」必要があると説く。コミックではこの呪文は「家族は決まったものではなく、あらゆる可能性があるもの。」と語られている。映画ではそれがストーリー全体のテーマとなっている。

5.実写のシャザムファミリー

映画はNew52のコミックからの全く同じ瞬間を再現することができた。彼らのコスチュームや力においてもページから直接取られており、フレディ、ダーラ、ペドロ、ユージーン、メアリーはそれぞれパワー、スピード、電気等シャザムよりも優れる能力を持つシャザムファミリーとなった。

4.「私の名前を言え・・・違う、ビリー・バットソンじゃない!」

シャザムファミリーの登場はダーラがヒーローになり、ペドロが強くなり、フレディがそれを飛ぶなど映画全体の感情的な反響がある。そして、「すべての手を組んで」彼らの力を得る魔法使いのスタッフを掴む映画のクライマックスへ続く。ビリーは彼がしたように子供たちに「私の名前を言え」と指示する。しかし、子供たちはビリーの名前を呼び、彼は訂正して魔法を持っているのがシャザムであることを説明した。元のコミックではビリーは最初のフレディをヒーローに変えて「キャプテン・マーベル・Jr」となった。フレディは間接的にビリーから力を得ており、叫ぶなら「キャプテン・マーベル」になるだろう。

3.ジャスティス・リーグの出演者

ジャック・ディラン・グレイザー演じるフレディの成長したバージョンとしてアダム・ブロディが演じている。監督のフランク・ミラーが映画「ジャスティス・リーグ:モータル」をオーストラリアで撮影しようとしていた当時、ブロディはすでにフラッシュを演じる準備ができていた。しかし、映画は製作されることはなかった。

2.スーパーマン(テーマ)のサプライズ

映画が正式に公開される前に熱心なファンはスーパーマンのカメオのヒントを見つけていた。俳優は示されていないが、スーパーマンはジョン・ウィリアムズのクラシックなテーマソングと共に紹介される。

1.ミスター・マインドのクレジットシーン

映画の最後は心を操作する毛虫のヴィラン、ミスター・マインドの登場と共にある。しかも、彼の容姿はコミックに完全に忠実で、彼が獲物と会話するために音声ボックスを持っている。彼はどうやってロック・オブ・エターニティを抜け出し、シヴァナのいる刑務所を訪れたのか。続編への重要なキャラクターとして素晴らしい描写で締めくくられる。

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