SCREEN RANTより

公開中の映画「X-MEN:ダーク・フェニックス」ではマーベル・コミックスに関連した要素や参照が多く存在している。ここで最も興味深い15個のイースターエッグについて紹介していく。

以下、映画「X-MEN:ダーク・フェニックス」のネタバレを含むので注意してください。

 

 

 

 

 

15.ロゴの「X」がフェニックスになる

経験豊富なX-MENファンは、20世紀FOXのタイトルカードのおかげで映画が始まる前にもイースターがやってくることを知っている。音楽とアニメーションは同じだが、暗くなるときに「X」が点灯したままとなった。例えそれが米国で正式タイトルに「X-MEN」が入らない場合でも、伝統は生き続ける。

14.ジーン・グレイのナレーション

映画「X-MEN」が始まったとき、映画は俳優パトリック・スチュワートのナレーションから開始し、ミュータントの説明が行われた。その後の映画でも彼は役割を続け、最終的にジーン・グレイへと交代した。

13.実際に音楽は警告なのか?

コミックの映画ファンは、公式のサウンドトラックから映画の手懸かりを探すことになれている。しかし、ダーク・フェニックスでは一歩進んで、映画自体の出来事を暗示している。映画の最初でジーンはラジオの曲を変えるが、その曲自体もジーンの変化を表している。

最初の曲はグレン・キャンベルの「恋はフェニックス(By The Time I Get To Phoenix)」で、フェニックスに着くまでの時間とも意味し、フェニックス・フォースへのアプローチを示唆しているよう。それだけに終わらず、変更後にはウォーレン・ジヴォンの「ロンドンの狼男(Werewolves of London)」が流れ、ジーンとモンスターの間で揺れ動く彼女を表現している。

12.ダズラーがついにX-MEN・ユニバースに参加

映画でミュータントキッズのためのフォレストパーティで歌う歌手はダズラーであり、彼女はマーベルのミュータント世界ではポップアイコンとなっている。面白いことに、以前はテイラー・スウィフトが「X-MEN:アポカリプス」でダズラーを演じると噂されていたが、結局、レコード店でダズラーの存在を匂わす程度だった。

11.ファースト・クラスの生き残り

監督のサイモン・キンバーグは映画がコミックでの「ダーク・フェニックス」の大分部を切り取り、ストーリーとキャラクターに焦点を当てると説明した。しかし、ほとんどの視聴者はチャールズ・エグゼビアの任務がどれほど悲惨な結果に終わったのか、忘れている可能性がある。「ファースト・ジェネレーション(ファースト・クラス)」ではダーウィンが殺され、「アポカリプス」ではハボックが爆発で死に、「フューチャー&パスト(デイズ・オブ・フューチャー・パスト)」ではトラスクの検視写真でエンジェルが死亡していることが明かされ、エリックからバンシーも死んでいることが明かされた。それはビーストが真の生存者であることを証明している。

10.ディバリのヴァク

ジェシカ・チャステインが演じるエイリアンはディバリというエイリアン種族の1人ヴァクであり、コミックではディバリはフェニックス・フォースによって星を破壊された犠牲者であった。ヴァクの初登場は「アベンジャーズ」#4で、事故で海に沈んだ宇宙船を助けてもらうためにネイモアと取引し、アベンジャーズを石に変えた。その際に彼は人間の姿に変装したが、その時に復活したキャプテン・アメリカに見破られていた。ディバリの姿は木のような見た目で、映画での初登場も真の容姿を連想させる場所となった。

9.ミュータント国ジェノーシャ?

ジェノーシャは映画において公式に言及されていないが、ダーク・フェニックスでジーンがマグニートーを発見した時、彼はミュータントが外の世界から逃れるための島の避難所を設立していた。それはどんな名前が与えられているかにかかわらず、ジェノーシャへの明確な言及である。コミックでのジェノーシャはインド洋のマダガスカルの近くに位置する島国で、ミュータントだけの国を要求したマグニートーに国連はジェノーシャを渡している。

8.ヘルファイア・クラブのブラッククイーン

映画ではほとんど言及されていないが、マグニートーをアシストする女性セレーネは精神系の能力があるものの、ストーリー全体ではマイナーなプレイヤーだった。しかし、コミックにおけるセレーネは違う。セレーネは最も古いミュータントの1人で、1万7000年前に中央ヨーロッパで生まれた。彼女の能力はサイキック・ヴァンパイアとも呼ばれる生命力の吸収で、彼女を不死にする要因となっている。彼女は「ダーク・フェニックス・サーガ」でジーンが役割を担っていた、ヘルファイア・クラブのブラッククイーンでもある。

7.チャールズ・エグゼビアは全くヒーローではない

これはチャールズ・エグゼビアが事実上のミュータント種族のリーダーにふさわしくないと疑いをかけた、最初の映画かもしれない。しかし、コミックでは何年も前にその爆弾は投下されている。映画では彼がジーンにした「サイキック・ブロック」は1つの疑問もなくわきに追いやられていた。しかし、コミックでは彼の罪は遥かに深刻だった。2000年代には彼が亡くなった後に彼のグレーな決定の多くが明るみになった。危険なミュータントを精神的に力を落としていたとか、痛みや不都合な記憶を消していたかにかからわず、チャールズがずっと前からX-MENのヒーローではないことを知っていた。

6.ファンお気に入りのビショップの示唆

「ダーク・フェニックス」と「ファイナル・ディシジョン(ラスト・スタンド)」の間には明らかな類似点が多々あることは明白だが、ジーンが幼少期の家に向かうのはデジャブにも感じる。しかし、そこではファンお気に入りのキャラクターのイースターエッグが登場する。X-MENが彼女の町にやってくるが、その背景には「ビショップ・パワー」と記載されたトラックが登場している。そのタイムラインは無くなったが、「フューチャー&パスト(デイズ・オブ・フューチャー・パスト)」で登場したビショップへの言及だ。

5.クリス・クレアモントのカメオ

X-MENはクリス・クレアモントによって生み出されたものではないが、当時のマーベルの最も貴重なフランチャイズを手掛けたのは伝説となっている。「ダーク・フェニックス・サーガ」も彼によって書かれており、映画にライターのカメオ出演があっても何ら不思議ではない。チャールズ・エグゼビアの演説する間の観衆の中にクリス・クレアモントはカメオ出演している。

4.X-MENジェットの格納庫はボールでいっぱいか?

スーパーヒーローチームの本部が私立学校である時、チームの最先端の航空機がどこから現れるのかという疑問は最初の映画で答えられ、学校のバスケットコート下に格納庫があることが明かされた。最後の映画は最初の映画に敬意を表しており、印象的な舗装が移動するにつれてコートに残されたバスケットボールが脇に転がっていくシーンを再現している。

3.ジーン・グレイ学園

映画はチャールズ・エグゼビアがハンク・マッコイに学園の校長を務めさせ、X-MENの時代を寝かせることで終わった。彼の出発と共に、地球から離れ運命を遂げたジーン・グレイを称えて名前が変更された。ジーン・グレイの名誉の為に学校の名前に使うアイデアは、コミックにおいてウルヴァリンが学園を再開する時に「ジーン・グレイ高等学校」として使われた。

2.終わらないチェスゲーム

このユニバースの最初の映画から最後まで、チャールズとエリックのチェスゲームは最も象徴的なものの1つだった。それらのゲームはどれも印象的で記憶に残る瞬間であった。この最後の章ではその伝統を生かし、2人のチェスゲームの開始で締めくくられる。

1.最後の示唆は・・・正確にはなに?

チェスの試合がカバーされると、シーンは空に移って燃えるようなフェニックスのイメージが現れる。ジーン・グレイが生きていることを示唆しているが、これは初めてではない。2作目のX-MEN2でもジーンが仲間を救うために犠牲となった。映画の終わりでは、水の上を映すショットでフェニックスの影を視聴者に見せた。比較がいかに不可避であるかを証明している。

2 thoughts on “【ネタバレ注意!】あなたが見逃したかもしれない『X-MEN:ダーク・フェニックス』の15のイースターエッグ”

  1. 訂正お願いします…
    3 ジーン グレイ学園のところの
    ハンクが「好調」と表記してありますが、「校長」の間違いだと思われます。
    細かいかもしれませんがすいません。

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