新型コロナウイルスの影響は前例のない動きで、映画の制作や上映に波及している。ニューヨークとロサンゼルスはコロナウイルスの懸念からすべての映画館を閉鎖する。
ニューヨーク市長のビル・デブラシオとロサンゼルス市長のエリック・ガーセッティは、早急にすべての映画館を閉鎖するよう要求する命令を発行した。コロナウイルスの拡大の懸念として、それぞれの都市の多くの施設が閉鎖の対象としている。
ニューヨーク市長によると、この閉鎖は現地時間3月17日火曜日午前9時に有効になる。さらに、映画館、ナイトクラブ、小さな劇場の家、コンサート会場も閉鎖される。レストランはテイクアウトと配達の注文のみ可能に制限される。更に、ニューヨークの公立学校は少なくとも4月20日まで閉鎖される。
デブラシオはTwitterにて、「これは私が簡単に下す決定ではない。これらの場所は、私たちの街の心と魂の一部だ。ニューヨーカーであることの意味の一部だ。しかし、私たちの街は前例のない脅威に直面している。我々はこれを切り抜けるために戦時中の心理で答えなければならない・・・。我々はこれを切り抜けるが、それまで仲間のニューヨーカーを助けるために必要な犠牲を払わなければならない。」と声明を発表している。
現在、映画やドラマの制作が中断される等エンターテイメント業界への影響はこれまでに類を見ないものとなっている。
