映画「ドクター・ストレンジ」からストレンジの未使用コスチュームのコンセプトアートが公開された。マーベル・スタジオのビジュアル開発責任者ライアン・メイナーディングがInstagramにて公開し、「未使用のドクター・ストレンジのデザイン。」と投稿している。
ご覧のように、スティーブン・ストレンジがドクター・ストレンジに変身した時の彼のテイクは、はるかに異なる味を持っていた。青と金の配色は、多くのファンがドクター・ストレンジを思い浮かべるときに想像するような伝統的なものではなく、その点では最終的なデザインはよりコミックに正確なものになっている。
もう一つの明確な違いは、メイナーディングのバージョンのストレンジの衣装が、映画で見た極東の文化的な影響を強調していること。コミックではカーマタージにあるエンシェント・ワンの寺院はヒマラヤにあるが、映画ではストレンジが魔術を学ぶシーンでは、アジア文化の美学が強調されている。スーパーヒーローとしてのストレンジが着ていたローブにも、同じ文化的な美学が反映されていると考えていいだろう。
映画「ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス」は2021年11月5日より米公開予定。