ComingSoon.netより

マーベル・シネマティック・ユニバースはそれまでの集大成となる映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」を1年前に公開し、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にてヒーローの遺産と継承が描かれ、今年新たなフェーズへと突入する。

そんなMUC作品には多くの参照やイースターエッグが含まれており、それは後々に繋がったり、監督達曰くいまだに発掘されていないものをあるという。そんなMCUの歴史を振り返る意味も含めて、過去の作品のイースターエッグを紹介していく。今回の作品はMCU第1作目「アイアンマン」。

以下、映画「アイアンマン」のネタバレを含むため注意してください。

ザ・テン・リングス

トニーを誘拐するテロリスト集団は、「アイアンマン」コミックでもおなじみの「ザ・テン・リングス」という集団で、彼らの後ろの旗には彼らのロゴが見える。これは具体的に言及されることはなかったが後の「アイアンマン3」で大いに関係してくる因縁の相手で、その名の通り今後公開予定の映画「シャン・チー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス」にも関係する模様。

クラシックなメインテーマ

1966年からのクラシックなアニメ「アイアンマン」のテーマソングは、オープニングのカジノのシーンでバンドによって演奏されていたり、後にローディがトニーからの着信音としても使用しており、映画全体で再生されている。

クリスティン・エヴァーハート

クリスティン・エヴァーハートはジョン・ジャクソン・ミラーとジョージ・ルーカスによる2004年の「アイアンマン」#75で初めて登場したキャラクター。エヴァーハートはデイリー・ビューグルで働くジャーナリストとしてデビューした。

J.A.R.V.I.S.

「ジャーヴィス」とは、元々はトニーからアベンジャーズためにアベンジャーズ・マンションの世話をする執事の名前だったが、映画の中ではトニーの家の世話をするAIに名前が付けられている。これはMCUでのハワードの歴史とも密接に繋がり、スターク家に仕えていた執事の名前からとられた。彼の活躍は後にドラマ「エージェント・カーター」で描かれる。

オリジナルスーツ

誰もが基本的に彼の洗練された赤と金色のスーツでアイアンマンを知っているが、そのバージョンにつながる彼が作成した最初のスーツは、映画の中でも登場し、それはかなりアイアンマンの最初のコミックでのスーツに近い。

マッド・マネー

CNBCで放送され続けている株式市場のテレビシリーズ「マッド・マネー・ウィズ・ジム・クレイマー」。番組では投資家ジム・クレイマーが投資指南を行っており、過激な演出も魅力の一つとして2005年から放送を続けている。

フィン・ファン・フーム

映画の背景にはコミックブックのヴィラン、フィン・ファン・フームのポスターが登場する。アートはコミックのミニシリーズ「アイアンマン:ビバ・ラスベガス」のためにアディ・グラノフが描いたもので、ライターとして映画「アイアンマン」のジョン・ファヴロー監督が書いた作品。正史世界とは別世界のストーリーで、正史世界のフィン・ファン・フームとは大きく容姿が異なる。

金のマーク3アーマー

トニーがデザインに「ホットロッドレッド」を追加する前に、ジャービスは彼に全身金色のマーク3アーマーのモデルを見せた。これは完全に金色だったコミックの「モデル1マークIII」アーマーを参照している。金色のアーマーから、すぐにゴールデン・アベンジャーと呼ばれた。

スタン・リー

アイアンマンの共同製作者であるスタン・リーのカメオ出演もMCUの初期から存在している。彼は映画の中で、これまた映画のカメオ出演で知られるヒュー・ヘフナー役でカメオ出演を果たした。

ウィップラッシュ

トニーを追いかける戦闘機パイロットの一人が他のパイロットに声をかけ、彼らをウィップラッシュ・ワンと特定している。ウィップラッシュは、続編にも登場するアイアンマンのヴィランで、最初のウィップラッシュは1968年の「テイルズ・オブ・サスペンス」#97で初登場し、アイアンマンと対決した。

キャップのシールド

トニーの作業台には、キャプテン・アメリカのシールドの分解版を見ることができる。この頃からキャプテン・アメリカの存在は示唆されており、トニーの関係を匂わせていたが、後に彼の父ハワードが密接に関係していることが判明した。

ロクソン

ロクソン社はヴィランとの取引が多いマーベルコミックスの石油会社。多くの場所で示唆されている悪の会社だが、映画では今のところ大々的な登場はしていない。しかし、ドラマ「クローク&ダガー」においては暗躍する悪の企業として登場しており、クローク&ダガーが力を得るきっかけになっている。

S.H.I.E.L.D.

戦略国土調停補強配備局(Strategic Homeland Intervention, Enforcement, and Logistics Division)は、マーベル・シネマティック・ユニバースの主要な一部となるが、実際に彼らの頭文字をとって呼ばれたのはこれが初めてである。

ウォーマシン

「アイアンマン」のクレジットでは、ウォーマシンのトレードマークであるマシンガンで、彼のアーマーの設計図を表示している。ウォーマシンは劇中でも登場することが示唆されており、着用者のローディがトニーのアーマーを見て「次の機会だな」と発言している。

ニック・フューリー

サミュエル・L・ジャクソンがマーベル・スタジオの映画にニック・フューリー役で初登場し、マーベル・シネマティック・ユニバース全体の基礎を築いた。MCUがベースにしているマーベル・コミックのアルティメット・ユニバースでは、ニック・フューリーをジャクソンに似せて描いた黒人として登場させているためダブルイースターエッグとなる。正史世界では白人でありヘアースタイルも大きく異なっているが、後に彼の息子が黒人のニック・フューリー・Jrとして更に逆輸入されている。

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