ComingSoon.netより

マーベル・シネマティック・ユニバースはそれまでの集大成となる映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」を1年前に公開し、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にてヒーローの遺産と継承が描かれ、今年新たなフェーズへと突入する。

そんなMUC作品には多くの参照やイースターエッグが含まれており、それは後々に繋がったり、監督達曰くいまだに発掘されていないものをあるという。そんなMCUの歴史を振り返る意味も含めて、過去の作品のイースターエッグを紹介していく。今回の作品はMCU第2作目「インクレディブル・ハルク」。

以下、映画「インクレディブル・ハルク」のネタバレを含むため注意してください。

スターク・インダストリーズ

オープニングクレジットには、後にトニー・スタークによって作成され、ハルクに対して配備された武器の設計図が示されている。これにはシールドも関与しているようで、度々兵器がスターク製かどうかが問われることとなる。

ニック・フューリー

クレジットには「アイアンマン」のクレジットシーンに登場したサミュエル・L・ジャクソンのニック・フューリーへの簡単な言及を含め、イースターエッグで埋め尽くされている。

ドクター・サムソン

映画でタイ・バーレルが演じるレナードの別名ドク・サムソンの名前もクレジットに登場している。サムソンは心理学の博士号を持つ医師で、「インクレディブル・ハルク」#141で初登場した。彼はブルースとハルクの精神不安定性を治癒することでハルク化を解消できると理論づけ、ブルースから余剰のガンマ線を取り除き、それをサムソンは自身に照射し超人的なパワーを得た。

リック・ジョーンズ

コミックでのブルース・バナーの友人であるリック・ジョーンズは、元々バナーがガンマ爆弾を受けてハルクになった原因の1つでもある。まだ若かったリックは誤って実験場に入り込み、それを知ったブルースが彼をかばって大量のガンマ線を浴びてしまった。ジョーンズもまた後に彼自身がスーパーパワーを持ち、Aボムに変身してヒーロー活動を行った。

スタン・リー

スタン・リーが映画の中でカメオ出演しているのは、汚染されたソーダ瓶を飲む男性として登場。彼に何が起こったのかは誰にも分らないが、映画のストーリーに関係する形で登場した。ゲームやアートのネタとしてハルク化したスタン・リーが度々登場している。

ザ・ロンリー・マン

映画には「ザ・ロンリー・マン(孤独な男)」と題されたドラマ「超人ハルク」のテーマ曲が流れている。「超人ハルク」は1977年から1982年まで放送されたシリーズで、日本でも放送された。ブルース・バナー役をビル・ビクスビーが演じた。

スタンレーの

ブルースが研究資料を求めてアメリカに戻った時、「スタンレーの」という店に援助を求めた。「ハルク」はスタン・リーがジャック・カービーと共同制作したキャラクターであり、1962年の「インクレディブル・ハルク」#1で初登場した。

ポール・ソールズ

「スタンレーの」オーナーを演じているのは、1966年のアニメシリーズ「マーベル・スーパーヒーローズ」でハルクの声を担当していたポール・ソールズだ。日本では「まんがスーパー大集合」として放送された。

ルー・フェリグノ

1977年より放送されたドラマ「超人ハルク」にてハルクを演じたルー・フェリグノが警備員役でカメオ出演している。「超人ハルク」ではCGでハルクを描くことができなかったため、彼の肉体を駆使してハルクを表現していた。2003年の「ハルク」においても警備員役でカメオ出演していた。

星条旗の男

ロス将軍はキャプテン・アメリカのファンとして知られており、エミル・ブロンスキーとのオフィスのシーンにはキャップの写真が吊るしてある。そんな彼らも後に「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」で接点を持つこととなった。

ラインシュタイン博士

劇中のスーパーソルジャー血清の薬品が入っている容器には、映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」のエイブラハム・アースキンの別名であるラインシュタイン博士の名前が書かれている。ドイツの科学者だったアースキンは未完成の血清によってレッドスカルを誕生させてしまうが、ジョセフ・ラインシュタインという偽名を名乗ってアメリカに亡命し、キャップを誕生させた経緯がある。

紫のパンツ

これはもちろん、ハルクのトレードマークである紫のパンツを参照している。ブルースの体型とハルクの体型は大きく異なるが、いつでもパンツだけは破れ切らずに残るため、伸縮性抜群な紫のパンツをいつも履いているのだろう。

ジャック・マギーとジム・ウィルソン

ハルクの襲撃に関する報道でインタビューを受けた2人のキャラクターには、同キャラクターとして歴史がある。ジャック・マギーはテレビシリーズ「超人ハルク」に登場するキャラクターでキャリアに失敗したビジネスマンだった。ジム・ウィルソンはコミックスでハルクと仲良くなったキャラクターだったが、病気によって亡くなった。

アボミネーション

ブロンスキーの怪物への変身は、「アボミネーション」がコミックブックのキャラクターの名前だっため、それを行ったスターンズ博士によって「アボミネーション」になる可能性があると指摘されていた。字幕などではバケモノと訳されているため、具体的にキャラクター名が登場することはない。

リーダー

スターンズ博士の頭部にブルースの血液サンプルがしみ込んだことで肥大化し、コミックでのハルクのヴィランである、リーダーとなることが示唆されている。後に映画「アベンジャーズ」の前編コミック「アベンジャーズ プレリュード:フューリーズ・ビッグ・ウィーク」にてナターシャに逮捕されたことが明かされており、シールドの科学者たちによって研究された。

デヴィッド

ベティからブルースへのパッケージは、テレビシリーズ「超人ハルク」でブルースからデヴィッドと変更されて呼ばれていたことを参照しており、デヴィッド・Bに宛名が付けられている。

トニーの帰還

ロバート・ダウニー・Jrがトニー・スターク役で戻ってきて、なぜかアベンジャーズのためにハルクを募集することについてロス将軍に話をしている。後に短編作品マーベル・ワンショットの「相談役」において、理事会がアボミネーションとハルクの戦いについて誤った認識からアベンジャーズにアボミネーションを加入させようとしており、それを阻止するためにトニーをロス将軍の下へと派遣する。結果、トニーとロスの話し合いは決裂してアボミネーションは解放されなくなった。

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