ComingSoon.netより

マーベル・シネマティック・ユニバースはそれまでの集大成となる映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」を1年前に公開し、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にてヒーローの遺産と継承が描かれ、今年新たなフェーズへと突入する。

そんなMUC作品には多くの参照やイースターエッグが含まれており、それは後々に繋がったり、監督達曰くいまだに発掘されていないものをあるという。そんなMCUの歴史を振り返る意味も含めて、過去の作品のイースターエッグを紹介していく。今回の作品はMCU第5作目「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」。

以下、映画「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」のネタバレを含むため注意してください。

あの村について

「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」のオープニングで見る村は、「マイティ・ソー」のオープニングでも見られるノルウェーのトンスベルグ。オーディンによって地球に持ち込まれたテッセラクトを求めて、ナチスの将校レッドスカルがこの土地へと赴いた。

ユグドラシル

レッドスカルがテッセラクトを探して訪れた建物にはソーの世界樹ユグドラシルが描かれている。世界樹とも呼ばれるユグドラシルは9つの世界を内包する木で、それぞれを結び付けている。

砂漠からの遺物

ここでのレッドスカルの言う総統が発掘した「砂漠からの遺物」は映画「レイダース/失われたアーク」に由来しており、ナチスがエジプトで「契約の箱」を探しているところを参考にしている。

OGスターク・エキスポ

「アイアンマン2」のイベント中にスターク・エキスポを1回見たが、これはトニーの父親が数十年前に独自のバージョンのイベントを開催していたことを裏付けている。1943年は第二次世界大戦中であり、国内外にアメリカの技術を示す意図があったことがうかがえる。

どこへ行くんだ?

スティーブを助けたバッキーは彼をどこかに連れて行こうとし、スティーブからの質問に対してバッキーが「未来さ」と伝える。これはスティーブとバッキーの両方が自分自身を凍らせて未来で生きていることに気づくだろうという事実に対するメタジョーク。

モダン・マーベルズ

奥の建物において記載されている「モダン・マーベルズ」はマーベルそのものへの言及。マーベルは度々スーパーヒーロー達をマーベルズと呼ぶがことあり、後述のキャラクターやテクノロジーに由来している。

人工男

これはマーベルの前身であるタイムリー・コミックスが発行した「マーベル・コミックス」#1でデビューした「ヒューマン・トーチ」のオリジナルバージョンへの参照。そのバージョンのヒューマン・トーチは、実際にフィニアス・ホートン教授によって作られたアンドロイドであり、ディスプレイの上では彼もまた参照を受けている。

空飛ぶ車

空飛ぶ車はコミックではS.H.I.E.L.D.の装備の定番であり、マーベルのドラマ「エージェント・オブ・シールド」でMCUデビューを果たした。この車はエージェント・コールソンの「ローラ」の1940年代版のようにも見える。また「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」でもニック・フューリーの車が空を飛ぶ機能があることが示唆されている。

ゾラの示唆

ヴィランのアーニム・ゾラは中央に巨大な顔を持つロボットボディの中で生活していることで最もよく知られているが、このショットはそれを参考にしている(そして彼は後に何になるのか)。

ヴァイタ・レイ

ヴァイタ・レイはキャプテン・アメリカがどのようにして力を手に入れたのか、オリジナルのストーリーで語られていた内容を忠実に再現している。

オリジナルコスチューム

キャプテン・アメリカのコスチュームのこのバージョンは、我々がマーベル・シネマティック・ユニバースで見た最初のものであり、唯一他のどれにもない(これはキャップのコミックブックの外観の定番である)頭の上に突き出た翼である。

連続活劇

このモンタージュではキャプテン・アメリカがキャラクターとして連続活劇を撮影している様子が描かれているが、これは1940年代に実際に俳優ディック・パーセルがキャラクターを演じたキャプテン・アメリカの連続活劇があったことに言及している。パーセルはこの連続活劇の撮影が完了した後に亡くなった。

ヒトラーを殴る

キャプテン・アメリカがヒトラーを殴るシーンは、有名な「キャプテン・アメリカ・コミックス」#1の表紙を実写化したもの。

キャプテン・アメリカ・コミックス #1

「キャプテン・アメリカ・コミックス」#1表紙も実際に登場している。この号においてもレッドスカルが登場しているが、有名なヨハン・シュミットではなくジョージ・マクソンという別のキャラクター。

ゾラのスーツ

以前、ゾラのスーツへの言及は彼の拡大された顔のショットの形であったが、ゾラが脱出を試みる間に、我々は彼が実際のスーツの設計図をつかむのを見ることができる。それはコミックに忠実なスタイルであることがうかがえる。

ワッホー!

ハウリング・コマンドーズが脱出するときに、ヒドラの戦車を奪ったダム・ダム・デュガンがコミックでもトレードマークのキャッチフレーズ「ワッホー!」を叫ぶ。

スタン・リー

スタン・リーは実際にはキャプテン・アメリカを共同制作したわけではないが、トレードマークのカメオ出演は果たしている。彼は最初のキャプテン・アメリカシリーズでライターを務めた経験があり、「アベンジャーズ」誌で現代に復活させた人物でもある。

ヴィブラニウム

ワカンダから出てきたものがどれだけ少ないのか示唆することで、ついにレアメタルの名前を聞くことができた。その希少性はワカンダが他国に対して輸出していないため、過去に奪われたり持ち出されたものが使用された可能性が高い。

ハウリング・コマンドーズ

コミックではニック・フューリーが指揮を執っていたが、映画のワンショットでようやくクルーが集合する。コミックでは第二次世界大戦時にフューリーが指揮したエリート特殊部隊で、幾人かは後にS.H.I.E.L.D.に参加している。

盾を持つバッキー・・・

これはマーベル・コミックのページでバッキーがいつかキャプテン・アメリカになったという事実を言及している。コミックではシビル・ウォーの結果、スティーブは逮捕され、その初公判に向かう途中に銃撃され死亡してしまう。キャプテン・アメリカの意志を引き継ぐために、バッキーはキャップを継承して活動した。

そしてバッキーは落ちていく・・・

当時、これは見るべき悲劇であったが、バッキーがウィンター・ソルジャーとして復活するための種を蒔いている。コミックにおいてはバロン・ジモの飛行機に取りついたバッキーだったが、飛行機は爆発して死亡したかに思われた。それが描かれてから40年の時が立ち、実は彼は片腕を失いながらも生きていたことが明かされ、キャップの遺体を探していたソビエトに発見され、ウィンター・ソルジャーとしてソビエトのスパイとして活動させられていた。

バイクの前に盾

意図的ではないかもしれないが、これは1979年にリリースされた「キャプテン・アメリカ」の映画と関連しており、彼は盾を前面に出したバイクを持っていた。

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