ComingSoon.netより

マーベル・シネマティック・ユニバースはそれまでの集大成となる映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」を1年前に公開し、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にてヒーローの遺産と継承が描かれ、今年新たなフェーズへと突入する。

そんなMUC作品には多くの参照やイースターエッグが含まれており、それは後々に繋がったり、監督達曰くいまだに発掘されていないものをあるという。そんなMCUの歴史を振り返る意味も含めて、過去の作品のイースターエッグを紹介していく。今回の作品はMCU第12作目「アントマン」。

以下、映画「アントマン」のネタバレを含むため注意してください。

トリスケリオン

「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」に登場するS.H.I.E.L.D.の本部トリスケリオン。映画のフラッシュバックのオープニングシーンでは建設されているところを見ることができる。

ハワード・スターク

ジョン・スラッテリーがトニー・スタークの父親役で復帰!映画「アイアンマン2」での役を再演している。S.H.I.E.L.D.創設者の1人として登場しており、ピム粒子を複製しようとしたことがばれて仲違いすることとなった。後にこのつながりが映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」で重要な要素となった。

ペギー・カーター

「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」、「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」から再演となるヘイリー・アトウェル演じるペギー・カーターが登場。SSRに所属していた彼女は旧友のハワードと共にS.H.I.E.L.D.を創設した。

ミッチェル・カーソン

S.H.I.E.L.D.の元幹部として登場するマーティン・ドノヴァン演じるミッチェル・カーソンは、コミックにおいても登場するキャラクター。S.H.I.E.L.D.のエージェントだったカーソンは、ハンクがS.H.I.E.L.D.のために作ったアントマンスーツを着るはずだったが、ヒドラの襲撃時にエリック・オグレイディに盗まれ彼を追って顔に火傷を負った。オグレディを捕まえた彼は拷問しようとしてアイアンマンに阻止され、オグレディの嘘で彼が盗んだことにされて逮捕された。

ミルグロムホテル

映画の中でスコットは、マーベルのライター/アーティストのアル・ミルグロムにちなんで名付けられたミルグロムホテルに滞在している。ミルグロムは「ウェスト・コースト・アベンジャーズ」や「シークレット・ウォーズⅡ」等で知られ、多くのコミックを手掛けた。

テンリングス

マンダリンは「アイアンマン3」で敗れたが、テン・リングスはまだ存在しているようだ。コーリー・ストール演じるダレン・クロスの後ろに立っている男性は、首にテン・リングスのタトゥーを入れており、グループの一員であることを示している。

クロス・テクノロジーズ

マーベル・コミックのページでは、ダレン・クロスはハンク・ピムやトニー・スタークのようなライバル会社クロス・テクノロジーズ・エンタープライズを持っていた。他の有名企業に匹敵するくらいの成功した企業だったが、クロスは心臓に病を持っていた。病を持っていたスコット・ラングの娘キャシーの担当医を誘拐したクロスは、同じく誘拐したドナーの心臓で移植させようとした。結果、娘の手術を行ってもらうためにスコットはアントマンスーツを使ってクロスを阻止し、アントマンとの戦いで消耗したクロスは死亡した。

テイルズ・トゥ・アストニッシュ

クロスはハンク・ピムのアントマンとしての人生の真実を、1962年にアントマンがデビューしたコミックの名前である 「テイルズ・トゥ・アストニッシュ(驚かすためのもの)」として言及している。ピムの初登場時はアントマンではなく、ピム粒子によって小さくなった世界での冒険を描き、その後の再登場時にアリと通信できるヘルメットを開発してアントマンとなった。

ピンゴ・ドース

映画「インクレディブル・ハルク」で登場したソーダは、映画の中で街頭広告として短時間登場する。バナーが身を隠していた工場で製造していたソーダで、スタン・リーがバナーの血を含んだものを飲んだ。

カービーブランドの掃除機

カービーは本物の掃除機ブランドだが、これはハンク・ピムの共同クリエイターである伝説のジャック・カービーへの言及としても機能している。彼はスタン・リーと共に「テイルズ・トゥ・アストニッシュ」#27でピムをデビューさせた。

ギャレット・モリス

コメディアンのギャレット・モリスがタクシーの運転手役で登場。サタデー・ナイト・ライブの寸劇の中でアントマンを演じたことがきっかけでカメオ出演している。

ソコヴィア

「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の出来事は、映画の中で見た新聞で言及されている。新聞ではソコヴィアの責任が誰にあるのかという見出しが掲載されており、次作「シビル・ウォー」へと繋がる市民の感情も表現されている。

サスカッチ

実際に映画を見ていると気づかないかもしれないが、スコットについての記事の隣の記事には、未確認動物学とサスカッチについて何か書いてある。アントマンの製作時の作業タイトルがビッグフットだったため、マーベル・コミックでのキャラクター、サスカッチと合わせてダブルイースターエッグとなる。

ジャネットの最後

ピムは娘のホープに妻ジャネットに何が起こったのかを明らかにした。1987年の任務中にアメリカへ向かう大陸間弾道ミサイルを阻止するために、自身を犠牲にし量子世界へと消えていった。コミックにおいてもジャネットが自身を犠牲にした事件があり、「シークレット・インベージョン」においてスクラルに生物爆弾に変えられたジャネットは姿を消して死亡したかに思われたが、マイクロバース(量子世界)に入り込んでいた。

アベンジャーズ本部

ハンクが奪おうとしているスタークの倉庫は、実は「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」の最後に登場したアベンジャーズの新基地だった。ウルトロン事件後に象徴的なアベンジャーズ・タワーに代わって新たな基地となったため、知れ渡るよりも前にこの作戦が行われてしまったのだろう。

ファルコンの通信相手

ファルコンがアントマンと戦った後、ファルコンはこの敗北をキャップに知らせないよう通信相手に伝えた。この通信相手について劇中で言及されないが、最近ペイトン・リード監督はこの相手がブラック・ウィドウであることを明かした。

イッツ・ア・スモールワールド

ルイスはディズニーの「イッツ・ア・スモール・ワールド」のテーマソングを口笛で吹きながら、ピム・テックに溶け込もうとしている。イッツ・ア・スモールワールドはディズニーランドでも有名なアトラクションで、テーマソングの「小さな世界」はディズニーファンにはなじみの曲である。

イエロージャケット

イエロージャケットはコミックにおいて、ピムが持つ多くのコードネームの1つだった。そのため、劇中のようなヴィランではなかったが、ピムの精神的不安定さが表現されたコスチュームでもあった。しかし、映画公開後には復活したダレン・クロスがピム粒子の能力をコントロールするために、エッグヘッドによって作られたイエロージャケットのスーツを着た。

緩歩動物

スコットが縮こまり始めると、ミクロの緩歩動物たちが現れる。それらは肉眼では確認が困難な微笑な動物で、形がクマに似ていることからクマムシとも呼ばれる。スコットがそんな微小の世界に入り込んでいることを表している。

ジャネット

ジャネットが量子領域で迷子になっていたことがわかっており、映画の中ではほんの数フレームの間、彼女の姿が見ることができる。このジャネットの物語は続編の「アントマン&ワスプ」で探求された。

スタン・リー

我らがスタン・リーは映画の終盤にバーテンダーとして登場する。ハンク・ピムの他にジャネット・ヴァン・ダインも1963年の「テイルズ・トゥ・アストニッシュ」#44で生み出しており、ワスプとアントマンのコンビを生み出している。

スパイダーマン

これはスパイダーマンがマーベル・シネマティック・ユニバースに追加されることに言及している。映画公開前の2014年にはソニーとマーベル・スタジオがスパイダーマンの参加について協議していることが判明し、2015年には正式にMCU参加の為にライセンス契約が結ばれたことを明らかにした。

ワスプ

クレジットシーンではファンが待っているホープがワスプとなることが決定的となる。実際に登場するのは続編「アントマン&ワスプ」となった。ちなみに劇中でジャネットが着ていた赤いワスプのコスチュームは、コミックにおいて別世界MC2という未来においてホープが着ていたものと同様。最近では正史世界においてもピムの娘ナディア(ロシア語で希望の意味)が登場しており、赤いワスプのスーツで活躍している。

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