ComingSoon.netより

マーベル・シネマティック・ユニバースはそれまでの集大成となる映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」を1年前に公開し、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にてヒーローの遺産と継承が描かれ、今年新たなフェーズへと突入する。

そんなMUC作品には多くの参照やイースターエッグが含まれており、それは後々に繋がったり、監督達曰くいまだに発掘されていないものをあるという。そんなMCUの歴史を振り返る意味も含めて、過去の作品のイースターエッグを紹介していく。今回の作品はMCU第14作目「ドクター・ストレンジ」。

以下、映画「ドクター・ストレンジ」のネタバレを含むため注意してください。

カリオストロの書

「ドクター・ストレンジ」の中心にある本は、マーベル・コミックの重要な本カリオストロの書である。原作では神秘主義者カリオストロの個人的な歴史が記されている。カリオストロの信者は代々受け継がれてきた書の守護を任され、カール・モルドの父の愛人に渡ってその娘のリリアが所有していた。時間を操作するための記述がされており、カールはエンシェント・ワンを倒すためにその力を使おうとリリアを攻撃した。

カエシリウス

マッツ・ミケルセンのカエシリウスは、実はドクター・ストレンジのコミックに出てくるキャラクターだが、コミックの中では主役というよりは補助的なヴィランとして登場する。そのため登場回数は極端に少なく、モルドの僕として活躍するその他の魔術師の1人といった具合。

クリスティーン・パーマー

マーベル・コミックのページでは、クリスティーン・パーマーはナイトナースとして知られ、スーパーヒーローを縫合することを専門とする開業医の一人だった。映画でのキャラクターはリンダ・カーターの要素を含むなど、様々なキャラクターを複合している。

ニコデマス・ウエスト医師

マイケル・スタールバーグはニコデマス・ウエスト医師を演じており、マーベル・コミックでもストレンジの同僚で、彼の手に深刻な神経損傷を残してしまったことの罪悪感から、スティーヴンを追って一緒に魔法の訓練を受けようとしていたキャラクター。魔法で癌患者を治療しようとしたが、失敗して死に至らしめてしまい、彼は魔法での治療を止めてストレンジを監視し続けた。魔法の治療薬オトキッドのエリクサーをストレンジから盗もうとして、最終的に死亡した。

日付

時計の日付に注目すると2016年2月2日で、グラウンドホッグデーとなる。グラウンドホッグデーはグラウンドホッグ(ウッドチャック)を使った春の訪れを予想する天気占いの行事。

ストレンジの文章

ストレンジが自分の名前を書こうとするシーンは、J・マイケル・ストラジンスキーとサム・バーンズが書いた「ドクター・ストレンジ」のミニシリーズからそのまま引用している。ミニシリーズ「ストレンジ」は正史世界とは別となるが、彼の負傷からリハビリなど、多くの要素が映画で使用されている。

カール・モルド

映画の中ではストレンジの味方だが、カール・モルドはストレンジの主要な敵の1人で、通称バロン・モルドと呼ばれている。1930年代にエンシェント・ワンから指導を受け始め、力への欲望から彼を止めるエンシェント・ワンを排除しようとして、弟弟子にあたるストレンジと対立した。

ハミヤ

トポ・ウェルネスニーロはこの映画でマスター・ハミヤを演じているが、実はマーベル・コミックのページに登場するキャラクター。コミックではハミヤはウォンの父親で、エンシェント・ワンに付き添っていた使用人。その役割はドクター・ストレンジに対するウォンが担っていった。

ディッコ・ディメンション

ストレンジが垣間見る次元の一つは、アーティストのスティーヴ・ディッコから直接参照している。それらはDNAやニューロンを表現したもので、奇抜なディッコのビジュアルが再現されている。

リビング・トリビューナルの杖

杖自体はコミックから直接参照しているわけではないが、リビング・トリビューナルは神秘的な力から多元宇宙全体を守る宇宙のキャラクターである。三面の顔をお持ち宇宙規模のバランスを守る存在で、ストレンジのストーリーが描かれていた「ストレンジ・テイルズ」#158で初登場した。

ワトゥームの杖

ウォンが香港サンクタムを守るために手にしたアイテムは、実際にマーベルコミックに表示されているアイテム、ワトゥームの杖。外観はコミックと同じで両端に悪魔の頭が形取られ、その能力はエネルギーの吸収や攻撃、盾、ポータルを開いたりと万能なアイテム。

ヴァルトのブーツ

使用者に跳躍力を授けるヴァルトのブーツは、コミックにあるアイテムではないが、ヴァルトはマーベル・コミックに登場する神秘的な神。通常霧や煙状で姿が示され、呼び出されると敵を霧で取り囲んだり、小さな嵐のように攻撃する。

アガモットの目

アガモットの目は、マーベル・コミックのタイム・ストーンではないが、ストレンジの武器庫の中で最も重要なアーティファクトの1つ。ソーサラー・スプリームや地球の守護者に授けられるアイテムで、目は「真実」を見つけて示す。すべてを明らかにする光や、出来事の再生、使用者や他者に神秘的な存在等を認識させる。アガモットは紀元前100万年には存在しており、ソーサラー・スプリームとして地球を守護していた。

ダニエル・ドラム

劇中で詳細は描かれていないが、ニューヨークサンクタムでカエシリウスに立ち向かって死亡した人物はダニエル・ドラムで、コミックではジェリコ・ドラムの兄として知られている。ジェリコはブラザー・ブードゥーとして知られるキャラクターで、ダニエルは彼を支えるアストラル体で登場している。ブードゥーはマーベル・ユニバースでも指折りの魔法使いでアベンジャーズにも参加し、ストレンジが去った時には彼がソーサラー・スプリームとなった。

ストレンジと斧

カエシリウスと対峙したストレンジはサンクタムにある武器を用いようと斧に手を伸ばすが、浮遊マントに拒まれる。ストレンジと斧はコミックでも所縁がある組み合わせで、ストレンジが魔法を遮断されたとき等にはいつも斧を用いていた。2015年からの「ドクター・ストレンジ」シリーズでも強力な武器アンガルムスの斧を用いている。

アストラル作戦

アストラル体となったストレンジが自身の体をクリスティンに治療させる姿は、コミックの「ドクター・ストレンジ:ジ・オース」から直接引用している。コミックでは銃創によってナイトナースの下へ連れていかれ、ストレンジがアストラル体で彼女に助言している。

スタン・リー

我らがスタン・リーは、オルダス・ハクスレーの著書「知覚の扉」を読んでいるバスの乗客として出演。ハスクレーは幻覚剤の実験による内面的変容の体験を綴っており、人間は宇宙からあらゆる刺激を受け止めているが生存の為に必要なものだけ知覚しているという遍在精神説に共感しているもので、ストレンジの体験や冒険に通じる。

もちろんスタン・リーはスティーヴ・ディッコと共にドクター・ストレンジやエンシェント・ワン、バロン・モルド、ドルマムゥ等を作成している。

アベンジャーズ・タワー

ミラー・ディメンションにおける戦いにおいて、ニューヨークが勝手にねじ曲がっていく中、背景にアベンジャー・タワーが垣間見れる。

スタッフ・オブ・ワン

この映画の背景に少しだけ映っているのは、ランナウェイズのニコ・ミノルが持っていることで知られる神秘的なアーティファクト「スタッフ・オブ・ワン」。映画ではスタッフ・オブ・ワンはニコの母ティナ・ミノルが用いており、同じ魔法が2度使えないことで知られている。また、ドラマ「ランナウェイズ」シリーズでも登場しているが、シリーズの中では映画との直接的なつながりは示されていない。

ドルマムゥ

ドルマムゥはドクター・ストレンジの長年のヴィランだが、ここでのメインのイースターエッグは、カンバーバッチ自身がドルマムゥの声とモーションキャプチャーを提供したこと。

マインドレス・ワン

ストレンジとドルマムゥが交渉したことでカエシリウスがダーク・ディメンションへと連れ去られるが、その時に容姿が一つ目に灰色の姿に変容していた。それはコミックにおけるマインドレス・ワンズにあたり、ダーク・ディメンションに住む生物で感情や知性がなくひたすら戦闘と破壊を行う。行動は単純だが固く数も多いため、壁が破壊されて攻められた場合には脅威となる。

ストレンジの手袋

映画の中盤クレジットシーンは「マイティ・ソー バトルロイヤル」から直接解禁されたもので、ドクター・ストレンジがついにトレードマークの手袋を着用している。基本的にコミックでは手袋を着用していることの方が多いが、MCUではその後の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」でまた素手に戻ってしまった。

続編の餌

クレジットシーンではモルドが魔術師が多すぎると宣言したことから、映画の続編が設定されている。直接の適応ではないが、コミックにおいて魔法嫌いの神々の種族が魔法の保持者と魔法のオブジェクトを取り除くことを誓った「ラスト・デイズ・オブ・マジック(魔法最後の日)」というストーリーが行われた。

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