ComingSoon.netより

マーベル・シネマティック・ユニバースはそれまでの集大成となる映画「アベンジャーズ/エンドゲーム」を1年前に公開し、映画「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」にてヒーローの遺産と継承が描かれ、今年新たなフェーズへと突入する。

そんなMUC作品には多くの参照やイースターエッグが含まれており、それは後々に繋がったり、監督達曰くいまだに発掘されていないものをあるという。そんなMCUの歴史を振り返る意味も含めて、過去の作品のイースターエッグを紹介していく。今回の作品はMCU第16作目「スパイダーマン:ホームカミング」。

以下、映画「スパイダーマン:ホームカミング」のネタバレを含むため注意してください。

お馴染みの曲

マーベル・スタジオのロゴ中には1960年代に放送されたアニメ「スパイダーマン」のテーマソングが使われている。映画の曲を担当した作曲家マイケル・ジアッチーノによって編曲され、スパイダーマンを象徴する曲から新たなスパイダーマンの開始を祝う。

アベンジャーズ・アッセンブル

映画のオープニングでは、映画「アベンジャーズ」直後の出来事に戻っているが、ここではトゥームスが子供が描いたオリジナルチームの絵を披露している。

リヴァイアサン

映画「アベンジャーズ」に登場する空飛ぶリヴァイアサンの1体も背景に登場している。彼らはチタウリから多くの資材を回収しており、「エイジ・オブ・ウルトロン」からも分かる通りこの事件が多くの影響や技術促進に繋がっていることが分かる。

ダメージコントロール局

ダメージ・コントロール局はトニーの下で作成された部署だが、コミックでも同様の組織が存在する。コミックでのダメージ・コントロールはヒーローやヴィラン達によって引き起こされた存在を修復する建設会社。当時トニー・スタークとウィルソン・フィスクがそれぞれ会社の株式を半分ずつ保有していた。

ティンカラー

マイケル・チャーナスが演じるトゥームス一味の一人は、ヴィランのザ・ティンカラーことフィニアス・メイソンである。コミックでも天才科学者のヴィランであるが、最初はエイリアンの侵略を模造して政府の情報を盗むためにラジオ等を修理している間に盗聴器などを仕込んでいた。スパイダーマンによって事件は暴かれたが、その後も様々なヴィランの装備を修理及び強化している。また、「ホームカミング」にはスパイダーマンヴィランから6人が登場する。

ファン理論が公認へ

映画「アイアンマン2」の最終決戦中にトニーが助けるアイアンマンのマスクを被った少年が、後のピーターであることが確認された。元々はファンの間で囁かれていたもので、映画の公開直前にトム・ホランドがケヴィン・ファイギと話しそれがピーターであると認識した。

シビル・ウォー

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の空港での戦いの一部をピーターの視点から見ることができる。映画では様々な場所でタイムラインの矛盾を生んでいるが、映画は「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」の直後から繋がっている。トニーはバッキーから与えられたあざが残っている。

有名な科学者たち

ピーターの学校の廊下では、トニー・スタークの父親であるジョン・スラッテリー演じるハワード・スタークとキャプテン・アメリカを生み出したスタンリー・トゥッチのエイブラハム・アースキン博士の顔が壁に描かれている。2人が並んで描かれているのはMCUの歴史を知るファンにとっては感慨深い。さらにマーク・ラファロ演じるブルース・バナーが理科の授業中の壁に飾られている。

ピーターのロッカーナンバー

ピーターのロッカーの番号は「1184」で1984年11月に発売されたスパイダーマンコミックに由来する。数ヶ月前の「アメイジング・スパイダーマン」#252ではスパイダーマンがブラックコスチュームで地球に戻ってきた号であり、タイトルは「ホームカミング」となっていた。しかし、そのコスチュームがエイリアンのシンビオートであることが判明して取り除くのが、1984年11月に発売された「アメイジング・スパイダーマン」#258となる。

アメイジング・マンスパイダー

ピーターについてのYouTube動画では、彼を「アメイジング」マンスパイダーと表現している。「アメイジング・スパイダーマン」というキャラクターの長期にわたるコミックシリーズへの言及で、更にマンスパイダーはより蜘蛛に近い状態へ変貌した時に呼ばれる名前でもある。

リズ・アラン

映画のピーターが恋する人物のリズはトゥームスの娘という設定だが、コミックではリズ・アランとして知られる。彼女は「アメイジング・ファンタジー」#15でデビューし、ピーターとフラッシュの間で三角関係となった。最終的にはハリー・オズボーンと結ばれることとなり、息子のノーミー・オズボーンを授かった。異母兄のマーク・ラクストンはモルテンマンとして知られている。

シンディ・ムーン

映画には学力コンテスト・チームの一員としてシンディ・ムーンが登場している。シンディ・ムーンはコミックにおいてスパイダーマンと同じ蜘蛛に噛まれて、同様の能力を持つキャラクター、シルクとして知られている。スパイダーマン達を狙うインヘリターズからまもるために長らく隠されていたが、真実を知ったピーターに発見され、イベント「スパイダーバース」等でも大きな役割を担った。

大型ゴミ収集箱のウェブ

大型ゴミ収集箱に彼の服や荷物をウェブで張り付けているが、マーベル・コミックでもピーターは頻繁にゴミ箱に彼の服をウェブで張り付けているため、それを参照している。

ミッドタウン高校は1962年創立

ピーターの通うミッドタウン高校は、学生のTシャツとコートの校章に表示されている内容から「1962年に設立された」ことが分かる。1962年はもちろんスパイダーマンが初登場した「アメイジング・スパイダーマン」#15の発売した年。

人間の絆

劇中、ミシェルはピーターを気にかけているように見えるが、彼女が読んでいる本は更にそれを裏付けているかもしれない。ミシェルが読んでいるのはイギリスの作家ウィリアム・サマセット・モームの「人間の絆」で、幼くして両親を失い、牧師である叔父叔母に育てられたフィリップを主人公とするモームの半自伝的小説。

ベティ・ブラント

校内放送に出演しているアンガーリー・ライスが演じるキャラクターはベティ・ブラントで、サム・ライミの「スパイダーマン」シリーズでエリザベス・バンクスが演じたキャラクター。コミックでも彼女はデイリー・ビューグルの記者として活躍しており、写真家としてやってきたピーターと恋愛関係になるが、最終的には同僚だったネッド・リーズと結婚した。

コンピューターオタクから先生へ

マーティン・スターが演じるミッドタウン高校の教師で学力コンテストチームの顧問ハリントンは、実は今作が初登場ではない。スター演じるハリントンは「インクレディブル・ハルク」において、バナーが大学でピザと引き換えにパソコンの使用を許可した学生として登場している。

スタン・リー

我らがスタン・リーは、映画の中で近所の怒鳴り合いに巻き込まれる隣人として登場。今作に登場する多くのキャラクターを作成しており、スパイダーマンを初め、バルチャー、ショッカー、ティンカラー、ネッド、リズ、MJ、フラッシュ、ベティ等数知れず。

キャプテン・アメリカ

クリス・エヴァンスがキャプテン・アメリカとして体育の授業映像や居残り授業で登場。クレジットシーンでも忍耐の重要性を教えてくれる。ちなみに「アベンジャーズ」時のコスチュームを着ている。キャップは「ザ・ファースト・アベンジャー」の経験から、撮られることに慣れているのだろう。

アスガルド協会

ピーターとメイが訪れるレストランの右側にあるのは、韓国語で「韓国アスガルド協会」と記載されている。アスガルド人を宗教化している話がドラマ「エージェント・オブ・シールド」でも垣間見ることができるが、神話のキャラクターが宗教化された可能性がある。

アベンジャーズマスクの犯罪者

ハイテク装備を使ってATMからお金を盗む強盗集団とスパイダーマンが対峙するが、彼らはアベンジャーズのマスクを着用している。このシーンでの強盗の姿はコミックでも描かれており、2003年に発売された「アルティメット・スパイダーマン」#42でのもの。しかし、コミックでは何故かバットマンも・・・。

ショッカー

ローガン・マーシャル=グリーン演じるジャクソン・ブライスは初代ショッカーとして登場し、シュルツと共に開発されたハイテク兵器を売り渡している。コミックでのブライスは、1964年の「アメイジング・スパイダーマン」#10で初登場し、「モンタナ」と名乗ってギャング的なヴィランチーム、エンフォーサーズの1人だった。コミックではショッカーではなかったが、2008年のアニメシリーズ「スペクタキュラー・スパイダーマン」でスーパーヴィランのショッカーとなり、映画の中でグリーンが演じることになった。

フェリスはある朝突然に

スパイディが人々の裏庭を駆け抜ける姿は、この映画が影響された一つである映画「フェリスはある朝突然に」への直接的なオマージュとなっている。また、この映画をテレビで流しているのも確認できる。

バルチヤーのふくらんだ首

今回のバルチヤーのコスチュームはこれまでに見てきたどのバルチヤーよりも機械的な装備となっており、コートを着用しているなど現実的な面もある。しかし、トゥームスのコートにはファーがついており、バルチヤーが長年にわたって着ていたコスチュームと同じふくらみのある襟がついている。

ネッドのミーム

ネッドのノートパソコンにはネットで拡散された人気のミームのステッカーが貼られている。「This Is Fine Dog」は炎に包まれている部屋で犬が「これでいい」と言っているもので、絶望的な状況の中での自己否定や受け入れた時の反応を示す画像が元。「Me Gusta Face」はひどい状況や不安と満足が入り混じる複雑な感情の中で「私は好き」を表す画像が元。

ジェイソン・イオネロ

ベティと共に校内放送に出演するジョージ・レンデボーグ・Jrが演じるジェイソン・イオネロは、マーベル・コミックの登場するピーターの同級生でフラッシュ等と一緒にいた「人気の集団」の1人。

プラウラー

武器の売買の時から登場したドナルド・グローヴァー演じるアーロン・デイヴィスは、アルティメット・ユニバースのプラウラーとして知られるキャラクター。正史世界ではプラウラーはホビー・ブラウンがなるキャラクターで、窓掃除者として働いていたが仕事を失った時に装備を使って犯罪者となった。その後、スパイダーマンの説得で改心して、彼に協力するようになった。ちなみにアーロン・デイヴィスのプラウラーは映画「スパイダーマン:スパイダーバース」にも登場している。

デイビスの甥

アーロン・デイヴィスの甥は、アルティメット・ユニバースでピーター・パーカーの死後、その役を引き継いだスパイダーマン、マイルズ・モラレスである。アーロンの車のナンバープレートは「UCS-M01」であり、マイルズが主役の「アルティメット・コミックス・スパイダーマン」#1を示している。マイルズがMCUに登場するのかは今のところ不明だが、ピーターがティーンエイジャーの内はあまり出番はなさそうか。しかし、ソニーの映画「スパイダーマン:スパイダーバース」でマイルズは主役を務めた。

ナンバープレート

わかりにくいが、車のナンバープレートには「SM2-0565」とあり、今回のメインヴィラン、バルチヤーが初登場した1965年5月発売の「アメイジング・スパイダーマン」#2にちなんでいる。

ハウリング・コマンドーズの孫

ケネス・チョイがミッドタウン高校のモリタ校長を演じているが、彼は「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」でジム・モリタを演じており、彼の孫として本作に復帰している。彼のオフィスには「ハウリング・コマンドーズ」の写真まで飾られている。

ショッカー#2

ボキーム・ウッドバインが演じるハーマン・シュルツがショッカーとして登場。黄色い袖がそれを証明している。コミックでのショッカーはハーマン・シュルツで知られており、「アメイジング・スパイダーマン」#46で初登場している。彼は発明家としての才能を持っていたが、高校を中退して高振動を引き起こして空気の衝撃波を放つガントレットを開発。それを使ってショッカーとなって犯罪者となった。

ガントレット

劇中でのショッカーのガントレットは片腕のみだが、コミックでは両腕の装備である。これは「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」でクロスボーンズが使用していたガントレットを流用しているためで、片腕をキャップによって剥がされたが、もう片方がクロスボーンズの自爆によって消えたため。

カレンの声

スパイダーマンスーツのAIの声を担当しているのはジェニファー・コネリーで、ジャービスの声からヴィジョンを演じているポール・ベタニ―の妻。彼女は2003年の「ハルク」でベティ・ロスを演じたというつながりもある。

インフィニティ・ウォーの舞台設定だった?

映画ではトニーがいくつかのアイテムを新たな保管施設に移動する準備をしているときに設定されているが、内容のいくつかは、アベンジャーズにとっても重要なアイテムが含まれている。ソーの魔法のベルト、メギンギョルズはオーディンからの贈り物であり、装着するとソーの力が2倍になるアイテム。ソーはアベンジャーズ・タワーにそれを置いていったのか。更にハルクバスターの帰還やキャップの新たなシールドについても言及しているが、それは「エンドゲーム」でサノスに破壊されたシールドから新たに取得しサムに渡したシールドか真相は不明。

スパイダーマンとピーターのハーフフェイス

ピーターが瓦礫の下敷きとなった時に水面に映る自分の顔とスパイダーマンマスクの半分が写るシーンがある。コミックでもよく用いられる表現で、スパイダーセンスを知らせる時やピーターとスパイダーマンの2面性を強調する時などに用いられ、そのはざまでの苦悩やギャップについても表現される。

アメイジング・スパイダーマン #33

水辺で瓦礫を持ち上げるスパイダーマンのシーンはコミックでも有名なシーンであり、「アメイジング・スパイダーマン」#33を再現している。圧倒的に思い瓦礫の下敷きになった彼は、あきらめずに自分を奮い立たせ持てる力を最大限に発揮して脱出した。

MJ

ゼンダヤのミシェルは映画の最後に「MJ」と名乗っていることを明かしており、今後のピーターの主要な恋愛対象として彼女を設定している。MJと言えばサム・ライミの「スパイダーマン」シリーズにも登場したメリー・ジェーンを変化させて登場させており、ピーターの長年の恋人として知られている。コミックでは一時的にスターク・インダストリーズでトニーの下で働いていたこともあった。

ペッパーのTシャツ?

ピーターがトニーに呼ばれたアベンジャーズ基地で着ていたTシャツが、「アイアンマン3」でペッパーが着ていたTシャツと同じもの。さすがに、ペッパーの着ていたTシャツをピーターに渡すとは考えづらいため、この後にペッパーのカメオ出演もあることからそれを示唆するために用いられたものか。

アイアン・スパイダー

トニーは映画の最後にピーターのために作った新しいスパイディースーツを明らかにしアベンジャーズへと勧誘したが、その時のスーツはアイアン・スパイダーとして知られているスーツ。コミックではより色彩がアイアンマンの赤と金のものだったが、映画ではスパイダーマンカラーをベースにしている。

2008年以降

ハッピーが2008年からトニーの婚約指輪をキープしていることについて言及しているが、もちろんこれは映画「アイアンマン」の第1作目が公開された年にちなんでいる。

マック・ガーガン

クレジットシーンではマイケル・マンドが映画の中でマック・ガーガンを演じたことを明らかにしており、サソリのタトゥーをよく見ることができる。彼はコミックでスーパーヴィランのスコーピオンとして知られており、J・ジョナ・ジェイムソンの手引きによって実験に参加した彼はスコーピオンとなり狂気に落ちた。現在でもこの種は蒔かれたままだ。

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