DCフィルムズ社長のウォルター・ハマダによると、同社は2022年から年間2本のHBO Max独占映画と最大4本の劇場映画を公開することを検討しているという。
ニューヨークタイムズとのインタビューで、ハマダはそれが2022年に始まることを説明し、具体的には作るために最も高価があるものを4つまで毎年劇場でリリースすることができる。それだけでなく、DCフィルムズとワーナー・メディアは、HBO Maxの独占作品として、さらに年に2本の映画を公開することを目指している。
ニューヨーク・タイムズは、HBO Maxでのみ公開される作品は、マイケル・B・ジョーダンが製作した「スタティック・ショック」や、長らく話題になっていた「バットガール」など、DCの「よりリスクの高い」プロジェクトになるのではないかと推測している。しかし、これは主に同局側の憶測であり、ハマダ自身はどの作品がHBO Maxで公開されるのかは明言していないことに注意が必要。
ハマダはHBO MaxはDCの将来の主要な部分であり、新しいプロジェクトが開発されていく中で、ストリーミング・プラットフォームを念頭に置いていることに言及している。ハマダは「今、私たちが注目している映画はどれも、『Maxのスピンオフ作品は何か』ということを考えている。」と語っており、注目すべきは今後公開予定のDC映画「ザ・バットマン」と「ザ・スーサイド・スクワッド」は、すでにHBO Maxでスピンオフのテレビシリーズが放映される予定だということ。更に近日公開予定の「グリーン・ランタン」や「ジャスティス・リーグ・ダーク」シリーズなど、DCのオリジナルドラマも配信される予定となっており、またザック・スナイダー監督の「ジャスティス・リーグ」も来年初頭にHBO Maxで配信される予定。
新型コロナウイルスの影響で一部の劇場が閉鎖されている中、ワーナー・ブラザースは「ザ・スーサイド・スクワッド」を含む2021年公開の全作品で、劇場/HBO Max同時公開を計画している。
現在のところ、2022年には「ザ・バットマン」、「ザ・フラッシュ」、「アクアマン2」の3本のDC映画が劇場公開される予定で、「シャザム!:フューリー オブ ザ ゴッズ」は2023年に公開予定となる。