CBRより

マーベル・コミックは6月の「マーベルズ・ボイス:プライド」#1でデビューする最新のLGBTQ+ミュータント、「ソムナス」の詳細を発表した。ソムナスのストーリーはライターのスティーブ・オーランドとアーティストのクラウディア・アギーレによって描かれ、キャラクターのバックストーリーとX-MENとのつながりを明らかにする。

公式の概要によると「ミュータントであるソムナスは、昔あるX-MANに大きな影響を与え、その力で人々の夢を完全にコントロールすることができるが、自分の夢を追うことはできなかった。今、ソムナスは2度目の人生のチャンスを与えられ、繁栄するミュータント国家クラコアでそのチャンスを最大限に生かそうと決意している!」という。

オーランドは「ソムナスのカール・ヴァレンティノは、私の家族の歴史だけでなく、国内の過去の世代のLGBTQ+の人々、つまりコミックがなければ出会えなかった人々との経験からインスピレーションを受けている。まだまだやるべきことはたくさんあるが、私たちはコミュニティとして長い道のりを歩んできた。ソムナスは自分の亡くなった同性愛者の親族が、より偏見に満ちた時代に生きていて、どのように感じていたかを探るチャンスでもある。また、過去の世代を全体的に祝福し、彼らが見ることなく終わってしまったかもしれない私たちの進歩を認める機会でもある。また、クラコアン時代はミュータントにとって比較的ユートピアであったため、ソムナスは、ミュータントが達成した全てのことに対してどれだけ苦労してきたかを知らない現在の若いミュータントたちに、新鮮な視点と尊敬の念を持って接してくれるだろう。物語の中でも外でも、ソムナスは尊敬、力、そして展望のメッセージを伝える新しい複雑なキャラクターとなるだろう」と述べている。

デザインを担当したルチアーノ・ヴェッキオは「『マーベルズ・ボイス:プライド』は、私にとって夢のような仕事がたくさんある。カバー、フレームヴァリアント、自分で書いたストーリーに加えて、スティーブ・オーランドが書いたストーリーに登場する新しいクィアキャラクターをデザインすることになった。ついにスティーブと正式にコラボレーションできたことをとても嬉しく思ってるし、ソムナスのコンセプトやバックストーリーにすぐに惚れ込んだ。彼とエディターのサラ・ブリュンスタッドから意見をもらったが、自由にアイデアを提案することもできた。今回のデザインプロセスは、まるでチャネリングのようだった。『憧れの人』のような、とても魅力的で人間味があり、同時に手の届かない存在にしたかった。モッズファッション、ヘルファイア・ガラの影響、そして彼の名前の由来となった神にちなんでエトルリアの花瓶の絵をベースにしたパレットなどのビジュアル要素がある。」と述べている。

「マーベルズ・ボイス:プライド」#1は6月23日より発売予定。

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