CBRより

ディズニーはマーベル・スタジオの「シャン・チー/テン・リングスの伝説」が、劇場独占作品のままで、Disney+(ディズニープラス)での同時プレミアは行われないことを明らかにした。

このニュースは、ディズニーCEOのボブ・チャペックによる2021年第2四半期の決算説明会で発表された。映画は劇場で45日間上映された後、ストリーミングやPVODに移行する。チャペックはDisney+(ディズニープラス)とAppleやAmazonなどのデジタル販売店へのリリースが同時に行われるのか、それとも別々の時間枠で行われるのかについては明らかにしなかった。

45日間の劇場公開期間は、かつて業界標準であった従来の90日間の期間よりも短いもの。しかし、パンデミックの影響で映画業界が混乱していることから、多くのスタジオが90日間の上映期間を廃止することを選択した。パラマウントの作品では、「ミッション:インポッシブル7」や「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」などが、劇場で45日間上映された後にストリーミングに移行するが、ユニバーサルの一部の映画は、劇場で17日間しか上映されなかった後にVODに移行する。

パンデミックの際、ディズニーはいくつかの作品を劇場とDisney+(ディズニープラス)で同時に公開したが、それには月額利用料に加えて30ドルの追加料金が必要だった。「ムーラン」から「ラーヤと龍の王国」が続き。今後、「クルエラ」、「ブラック・ウィドウ」、「ジャングル・クルーズ」もこの方式でリリースする予定。

ワーナー・ブラザースは、「ワンダーウーマン 1984」と2021年公開予定の全作品を劇場とHBO Maxで同日に公開するという方式を採用している。しかし、これは1年限りの戦略であり、2022年には「ザ・バットマン」などの大ヒット作は劇場独占になるとのこと。ただし、その場合は、より短いウィンドウでの運用となる。ソニーはまだ劇場公開の計画を発表していないが、ソニーの映画も同様に短いウィンドウで展開されると思われる。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」は2021年9月3日より公開予定。監督:デスティン・ダニエル・クレットン、出演:シム・リウ、トニー・レオン、オークワフィナ、ミシェル・ヨー、メンガー・チャン、ロニー・チェン、ファラ・チェン等、配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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