Comicbook.comより

Disney+(ディズニープラス)シリーズ「ロキ」の監督ケイト・ヘロンは組織「タイム・ヴァリアンス・オーソリティ」について、そのスタイルがどのように実現したかを具体的に明かした。

ヘロンは「時空を超えて存在する組織だから、とても大きな挑戦だった。太陽がない。惑星の上にあるわけでもない。これをどうやって表現しよう?コミックの中でTVAが紹介されているのだが、とても素晴らしいことに、机が無限に伸びているイメージがある。これは、私やプロダクションデザイナー、視覚効果チームが多くのインスピレーションを得た点でもある。その視点で見ると、まるで無限に広がる都市のようだが、実際には都市ではなく、無限に広がるオフィス。だから、私たちは間違いなくコミックからインスピレーションを受けたと思う。」と述べている。

ヘロンは更に「私はSFの大ファンでもあるので、この番組をSFへのラブレターのようなものにしたかった。『ブレードランナー』や『メトロポリス』、『銀河ヒッチハイク・ガイド』など、あらゆるものを参考にした。いろいろなところから引っ張ってきた。私はロンドン南東部で育ったが、その周辺にはブルータリズムの建築物がたくさんある。『時計じかけのオレンジ』の撮影は、私が住んでいる場所の近くで行われた。『ブレードランナー』のような映画で見られたアイデアを、中西部の上品でヒーロー的なスタイルと融合させることに興奮した。TVAはヒーロー的であり、それを表現したかった。この2つのスタイルを融合させるのは楽しかったし、私自身のオフィスでの経験も加味した。私は臨時雇用者として働くことが多かったのだが、以前働いていた場所のテクノロジーは最新のものではなかったことを覚えている。そこで私は、『TVAのテクノロジーが、もしかしたら見た目が最も洗練されたものではないかもしれないけど、機能していてパワフルだったら楽しいだろうな。しかし、それが機能し、強力であるならば、なぜそれを交換する必要があるのか?』と思った。だからこそ、私たちは多くの技術をレトロフューチャー風にしているのだが、これはとても楽しいことだった。その中には、SFを参考にしたものもあります。あるコンピューターのフォントは、『エイリアン』に出てくるコンピューターのフォントによく似ていると思う。また、タイムドアは『デューン』からヒントを得ている。だから、SFが好きな人にはたまらない要素がたくさんあると思うし、正直なところ、本当に楽しい遊び場だった」と述べている。

かつてアベンジャーズに敵対したヴィラン・ロキが、“世界の時間”を救う!?
アベンジャーズたちから逃げ出した<裏切り王子>ロキは、“世界の時間”を監視する謎の組織に囚われる。
自由の身になるには、タイムトラベルで実際に起きた重大な事件の“歴史”を変え、“世界の時間”を修復しなければならない。
しかし、そのミッションで、人類の歴史に隠された重大な“謎”が明かされることになる…。
変えたい過去は、あるか。全人類を欺く謎解きタイムトラベルスリラー開幕!

ドラマ「ロキ」が2021年6月9日よりディズニープラスにて配信中。

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