Comicbook.comより

※注意:以下、ドラマ「ロキ」のネタバレが含まれます。

Disney+(ディズニープラス)シリーズ「ロキ」のシーズン1がフィナーレを迎え、「シルヴィ」を演じたソフィア・ディ・マルティノは、なぜ彼女がその選択をしたのかを説明している。

ディ・マルティノにとってシルヴィの決断は、自分がされたことで生涯感じてきた痛みからくるもので、その痛みはロキへの思いやりよりも強いものだった。ディ・マルティノがMarvel.comとのインタビューで、「彼女は自分の人生を奪ったTVAの背後にいる人物や、少女を奪った人物を捕まえるという使命をずっと背負っている。幼い頃の怒りがどんどん大きくなっていき、その原因となった人物が目の前に現れた。彼を殺せば、自分の気持ちが晴れると思っている。その瞬間の気持ちは、彼女がロキに抱くどんな気持ちよりも強い。」と述べている。

また、他人を信頼することと自分が信頼されることの両方に問題がある2人の信頼関係について、「それはかなりの問題。それはどちらにも当てはまる。たぶん、ロキは信頼できないし、シルヴィも信頼できない。あなたが誰かを信頼できないなら、相手はあなたを信頼できるか?お互いに信頼できなければ、何もうまくいかないでしょう?壊れてしまう。」と述べている。

しかし、信頼関係に問題があっても、ロキが彼女のために変わったことや、彼女を気遣ってくれたことは、シルヴィにも伝わっている。ディ・マルティノは、ロキが彼女の無事を願っていると言うのを聞いて「ちょっと心が折れそうになった」と説明している。あるレベルでは彼女もそれを望んでいて、彼が彼女をそのように見ていることに力強さを感じるから。しかし、最終的には彼女の痛みに駆られて、計画を最後までやり遂げようとするのだが、それは彼女が思っていたようには治らないことがわかる。ディ・マルティノは「最後の瞬間は、まさに壊滅的。彼女は、人生をかけて待っていた救済を得られると思っていた。彼女はこれまでに築き上げてきたものがある。彼女は最後にその男を殺してしまったが、何も感じなかった。いつものように、怒りや苦しさ、悲しさのようなものを感じる。しかし、何もない、ただの空虚さ、それが本当に悲しい。」と述べている。

かつてアベンジャーズに敵対したヴィラン・ロキが、“世界の時間”を救う!?
アベンジャーズたちから逃げ出した<裏切り王子>ロキは、“世界の時間”を監視する謎の組織に囚われる。
自由の身になるには、タイムトラベルで実際に起きた重大な事件の“歴史”を変え、“世界の時間”を修復しなければならない。
しかし、そのミッションで、人類の歴史に隠された重大な“謎”が明かされることになる…。
変えたい過去は、あるか。全人類を欺く謎解きタイムトラベルスリラー開幕!

ドラマ「ロキ」が2021年6月9日よりディズニープラスにて配信中。

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