Comicbook.comより

マーベル・シネマティック・ユニバースがワスプを登場させたのは2015年の「アントマン」だったが、実はそれよりも数年早く、アベンジャーズの創設者として「ワスプ」が登場する計画があったという。

公式に認可された書籍「ザ・ストーリー・オブ・マーベル・スタジオ:ザ・メイキング・オブ・ザ・マーベル・シネマティック・ユニバース」によると、ジョス・ウェドンはワスプを主要キャラクターとして登場させた「アベンジャーズ」を執筆しており、その役をズーイー・デシャネルにやらせたいと考えていた。更にオバディアの息子であるジーク・ステインをメインヴィランとして登場させるというイテレーションがあったことが明かされている。

制作にあたっては、「アイアンマン2」に出演したスカーレット・ヨハンソンがブラック・ウィドウ役を演じられないのではないかという懸念があり、ウェドン監督は結局、ブラック・ウィドウを外してワスプを登場させるように脚本を書き直し、ホープ・ヴァン・ダインが物語全体の中心となった。プロデューサーのジェレミー・ラッチャムは、「すべてはワスプのためだった。彼はズーイー・デシャネルを起用したかった。(ワスプは)映画全体の中で最も面白いキャラクターで、よく書かれていた。」と述べている。

本の中で引用されているウェドンによると、ワスプの物語で少しやりすぎてしまったとのこと。彼女が主役になったことで、ヨハンソンの葛藤が解消されたときに問題が発生した。そのため、最終的にワスプのストーリー全体が破棄された。

ウェドンは「ワスプは、(スケジュールの都合で)スカーレットを獲得できないと思われた時期があったので、私はパニックに陥っていた。ちょっと待って、『ワスプができるんじゃないか』と思ったんだ。そしたら、それに惚れ込んでしまった。しかし、スカーレットを手に入れたところで、この映画全体をワスプについて書いていたことに気づいたんだ。おっと。過補償しすぎた。」と述べている。

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