Comicbook.comより

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」には、トレーラーでも事前に明かされていた通り ティム・ロス演じるアボミネーションがカメオ出演した。映画のVFXを担当したTRIXTERのドミニク・ジマールはArt of VFXとのインタビューで、アボミネーションを再設計した方法を説明している。

ジマールは「最初に2008年の最後に見たこのアボミネーションをシャン・チーのために再現するという話が出たとき、私たちは信じられないほど興奮した。私たちは、マーベルのアート部門のコンセプトアート、2008年のオリジナルのアセット、そしてハルクの最新の開発状況を参考にした。まず、コンセプトアートから得られた情報をもとに、アボミネーションの各パーツがどのように見えるのかを調べた。例えば、ホーンパーツの素材は何か、プレートは皮膚の下でどのように振る舞うのか、フィンはどうするのか、など。」と述べている。

また、視覚効果チームは「アボミネーションにどれだけティム・ロスを取り込めるかを検討し始めた」という。ジマールは「うまくいくものが見つかるまで、ティム・ロスの顔の3D表現とオリジナルのアボミネーションとの間で、さまざまなブレンドレベルで遊んでみた。第1期のアソシエイトVFXスーパーバイザーであり、大のマーベルファンであるクリス・スモールフィールドは、この部分に大きく関わっていた。彼にとっては夢のような作業だったと思う。その後、このフレームワークをもとにモデルを造形し、マーベルからのフィードバックをもとに、全員が納得するまでプロポーションや大規模な形状を改良していった。そして、すべての参考資料を使ってディスプレイスメントとバンプのディテールを追加し、並行してテクスチャーの作業も行った。同時に、クリーチャーシミュレーションチームは、上腕二頭筋やふくらはぎの部分に見られる、皮膚が皮下板の上を滑るための最適な設定を検討した。」と述べている。

マーベル・スタジオの新時代の幕開けを担う、新たなヒーローが誕生。悪に染まった父から授かった最強の力を封印し、二度と戦わないと誓った男、シャン・チー。父が伝説の腕輪《テン・リングス》を操り世界を脅かす時、シャン・チーは自らの力を解放し、宿命の敵となった父に立ち向かえるのか?自らの運命に葛藤しながらも過去と向き合い、運命を受け入れ、“本当の強さ”に目覚めていくシャン・チーを描いたドラマチック・アクション・エンターテイメント。

映画「シャン・チー/テン・リングスの伝説」はディズニープラスにて配信中。監督:デスティン・ダニエル・クレットン、出演:シム・リウ、トニー・レオン、オークワフィナ、ミシェル・ヨー、メンガー・チャン、ロニー・チェン、ファラ・チェン等、配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン。

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