Comicbook.comより

※注意:以下、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレが含まれます。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」の共同脚本家であるクリス・マッケンナとエリック・ソマーズは、トビー・マグワイアとアンドリュー・ガーフィールドの復帰の本質に踏み込み、彼らをどのように描いたのかを明らかにした。

ソマーズはThe Hollywood Reporterとのインタビューで、「彼らには考えがあり、その考えを見るのは本当に興味深く、役に立った。そのキャラクターを体現し、売り込まなければならない人ほど、そのキャラクターをよく知り、そのキャラクターについて深く考えている人はいない・・・それは間違いなく私たちが何をしたかを形作った。」と述べている。

マッケンナは「その際、『それぞれのキャラクターを具体的にしなければならない』と考えた。脚本家として、私たちは『このキャラクターが映画に出てきたとき、彼らの人生のどこにいるのか?』と言い続けた。トビーはどこにいるのか?彼は43歳で、この映画に出てくる男。そして、アンドリュー・ガーフィールドは、彼らの人生のどこにいるのか?アンドリュー・ガーフィールドを最後に見たのはグウェンの死で、それで彼は暗いスパイラルに陥ったに違いない、たぶんそこから抜け出せなかったんだろう。3作目がなかったからわからない。彼はどこに行ったのか?たぶん、本当に暗い場所だろうね。私たちは、これらの映画の登場人物に忠実でありたかった。あまり多くを語らずに、彼らがどこにいるのかを特定するための会話をしたんだ。やって来て、全てを打ち明けることはない。『トビーが演じるピーターは、ピーター・パーカー・インダストリーを経営しているんだ!』なんてね。というようなファンサービス的な説明はせず、ちょっとしたヒントを与える程度にしたかった。」と述べている。

更にマッケンナはトビーとアンドリューはそれについて意見を述べたかを聞かれ、「トビーは、あなたが知っていることについて、非常に最小限にすることを望んでいた。とてもとても最小限なんだ。アンドリューは、彼が『アメイジング・スパイダーマン2』で起こったことや、そのことで自分がどうなったかについて、まだ苦しんでいるというアイデアをとても気に入っていて、それをどうやってトムに伝えるかを考えていた。『私たちはあなたに共感することができる。私たちは、あなたが何を経験しているのか知っている。もし世界中の誰かがあなたの気持ちを知っているとしたら、それは私たちだ』と。しかし、それだけじゃない。『私たちは道標になれる』と。特にトビーはその闇を乗り越えてきた。アンドリューのピーターが、まだその暗闇の中にいることがクールだと思ったんだ。彼らは、『ジェダイの騎士のような素晴らしいヒーローが2人現れて、悪者を倒すのを手伝ってくれる』というだけの存在ではないんだ。彼らは自分たちのことを経験している。私たちは、彼らが作り上げた素晴らしいキャラクターと、そのキャラクターやストーリー、世界観に忠実に書き上げることで、カーテンコールやファンサービスをやっているようには感じないようにしようと思っていた。」と述べている。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は2021年1月7日より日本公開中。

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