CBRより

※注意:以下、映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」のネタバレが含まれます。

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は制作中に多くの進化を遂げた。特に、大規模な第3幕に関してはその進化が顕著に表れている。

映画の脚本家のエリック・ソマーズとクリス・マッケナはThe Wrapとのインタビューで、この映画のすべての可動部分をまとめることについて語った。撮影開始時には第3幕が確定していなかったというトム・ホランドの主張は誇張だが、事態は流動的だったという。ソマーズは「第3幕は伝統的にトリッキーなもの。なぜなら、大きなアクションシーンが含まれることがわかっているし、すべてを終結させることもわかっているから。この映画も同じだった。ただ、全体的に難易度が高かったと言えるのは、この映画にはより多くの動く部品があり、他のキャラクターもすべていたから。第3幕は常にあったが、常に作業中だった。ソニー、マーベル、(スパイダーマンのプロデューサーである)エイミー・パスカル、(監督の)ジョン・ワッツというチームと一緒に仕事をすることの素晴らしい点は、決して『よし、じゃあこのまま休んでしまおう。それでいい』ということはないんだ。『できるだけ良いものにするために、できる限り長く作業を続けよう』という感じなんだ。常に取り組んでいたし、撮影する日までずっと、取り組んでいる。その結果、こうなって本当に良かったと思っている。」と述べている。

この映画には大きなフィナーレが必要だっただけでなく、メイおばさんの死、2人のスパイダーマンの登場、ヴィランを治療する試み、そして呪文がマルチバースを引き裂くというコンセプト全体をうまく盛り込まなければならなかった。当然ながら、それなりの苦労があったという。マッケナは「ヴィランの治療もその一部だが、誰が主役かは発展的なアイデアで、プリプロダクションの間に、いろいろなものを取り除き、ゴブリンが主役だというアイデアに本当に傾き始めた。そして、メイの死は、ストーリー上、必要なことだと考え、進化したもので、彼女が進んで知ること、彼女の生き方の規範には大きな犠牲があることを知り、ピーターも大きな犠牲があることを学ばなければならないということが、有機的に感じられた。」と述べている。

更にマッケンナは「制作中に私たちは呪文が何をしたのか、箱が何をしたのかについて文書を書いていた。11月(2020年)だったと思うんだけど、エリックと私はこの文書に取り組んでいて、毎日のページを作りながら、撮影しながら、本当に呪文は何をするのか、箱は何をするのかを磨こうとした。どうすればこれらを明確にできるのか?スパイダーバースの中では、グーバー(世界を救う仕掛け)という言葉がひやかされているからね。しかし、この映画にはたくさんのキャラクターが登場するが、その中にどれだけのグーバーを登場させることができるか。そして、この流入を止めるにはこうすればいいというアイデアになった。しかし、彼はいつそれをやるのか、それが生涯の犠牲だといつわかるのか。それも変わって、ドーナツ屋のシーンになった。彼はあのシーンで、本当に自分が何者であるかを明らかにして、愛する2人を自分の人生に取り戻せると思っていたのに、あの瞬間に人生最後のつらい決断をする。それはすべて、制作中に進化したんだ。」と述べている。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でピーター<スパイダーマン>はミステリオを倒したが、彼が遺した偽映像をデイリー・ビューグルが公開したことで、ミステリオ殺害の嫌疑をかけられる。ピーターがスパイダーマンの正体であることも暴かれてしまい、彼の生活は一変してしまう──

映画「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」は2021年1月7日より日本公開中。

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