CBRより

マーベル・スタジオによるDisney+(ディズニープラス)シリーズ「ムーンナイト」の監督兼エグゼクティブ・プロデューサーのモハメド・ディアブは、第1話のキャラクター作りの重要なシーンがカットされそうになったことを明かした。

ディアブはThe Hollywood Reporterとのインタビューで、「あの(ステーキの)シーンのために戦ったのを覚えている。あのシーンは私と(コンサルティング・プロデューサーの)サラ・ゴーヘルが書いたもので、あのステーキのシーンがなければスティーヴンを知ることはできないと思った。視聴者に『第1話だけど、このキャラクターに恋をしてしまった』と言わせる瞬間なんだ。」と述べている。

そのシーンでは、オスカー・アイザック演じるスティーヴン・グラントが、ロンドン博物館の同僚の一人とステーキレストランでデートをしようとしているもの。彼女が到着しないので、グラントは彼女に電話し、どういうわけか丸2日寝過ごしてしまい、今日は金曜日ではなく日曜日であることを知る。1人レストランに残されたグラントは、自分のためにステーキを注文するが、菜食主義者である彼は、どの肉を選べばいいのか、どのように調理すればいいのか見当がつかない。このシーンは、コメディでありながら悲劇的でもあり、グラントがいかに解離性同一性障害(DID)の影響を深く受けているかを紹介している。ディアブは「私にとっては、DIDが単なるブラックアウトではなく、彼の人生が正常であることを表現するものを見つけることが非常に重要だった。ダメダメダメ。DIDは彼の人生を、恋愛さえも破壊している。彼は彼が経験していることのために誰かと恋人や通常の関係を持つことはできない。ブラックコメディのような瞬間だが、観客がスティーヴンに感情移入できる瞬間なんだ。」と述べている。

スティーヴン・グラントは、平凡な生活を送る温厚な男。だが彼は、夜通し悪夢にうなされ、現実と夢の区別がつかない日々に悩みを抱えていた。自分は誰なのか、何に怯えているのか。やがて自分の中に“自分以外の誰か”が潜んでいることに気づき始める。そして、スティーヴンは、彼の内に残酷なもう一人の人格<マーク・スペクター>が潜んでいることを、やがて知ることとなる―。 暴力と残虐性に満ちた<マーク・スペクター>に狂気が宿る時、マーベル・スタジオ初のダーク・ヒーロー<ムーンナイト>が誕生する――。

「ムーンナイト」はDisney+(ディズニープラス)にて3月30日より配信予定。出演:オスカー・アイザック、イーサン・ホーク、メイ・キャラマウィ、監督:モハメド・ディアブ、ジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド、脚本:ジェレミー・スレイター

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