Newsaramaより
マーベル作品は多すぎて追いきれない、という観客からの声はよく聞かれる。多くのMCU作品に登場するB級ヒーローたちが集結した、良作と言えるものの興行収入が振るわなかった『サンダーボルト』はその一例だろう。

DCスタジオを率いるジェームズ・ガンは、2025年だけで9作品もの映画とドラマをリリースするマーベルの膨張した宇宙に同情を示す。彼はローリングストーン誌のインタビューで、「それが本当に彼らの責任かどうかさえわからない」と述べ、マーベルの幹部が「内々に、『作品を出しすぎている』と言っていた」と明かした。

ディズニー上層部からの指示について問われると、ガンは「それは公平ではなかった。正しくなかった。そして、彼らを殺した」と語った。

一方、マーベルのストリーミング部門責任者ブラッド・ウィンダーバウムは昨年、ComicBookとのインタビューで、「ディズニー+のために可能な限り多くの作品を、可能な限り迅速に制作する」という指示があったことを認めている。

ガンは、このやり方を真似るつもりはないようだ。彼は「毎年、一定数の映画やテレビ番組を制作するという指示はありません。私たちは最高品質だと考える作品だけを制作します。良い作品もそうでない作品も出てくるでしょうが、平均して可能な限り高い品質を目指します」と述べ、「私が個人的に満足できる脚本がなければ、何も制作しません」と付け加えた。

ディズニーCEOのボブ・アイガーが「質より量」を重視する発言をしたことからも明らかなように、マーベルは現在、コンテンツ過多を是正しつつある。『ファンタスティック・フォー』が7月に控えているように、映画体験に焦点を当てている。

DCでは、7月の『スーパーマン』に続き『ピースメーカー』シーズン2が公開されるが、劇場公開作品は来年公開の『スーパーガール』まで待たなければならない。

DCU第一章の概要とDC映画の視聴順については、当ガイドを参照ください。

**要約:** マーベルは作品数過多により興行収入不振や作品への注目度の低下を招いている。これはディズニー上層部の「量産」指示によるもので、ジェームズ・ガン率いるDCスタジオは、質を重視した制作体制をとることで対照的である。マーベルは現在、質を重視する方針へと転換しつつある。

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