Newsaramaより
ワーナー・ブラザースが、トム・キングをショーランナーに迎えた大人向けアニメシリーズ「ミスター・ミラクル」の製作を正式に承認したと、Deadlineが報じました。DCコミックスの中でも最も興味深く、謎めいたヒーローの1人が、遂に小画面に登場します。
キングは2017年、アーティストのミッチ・ゲラッズと共に、数々の賞を受賞した「ミスター・ミラクル」コミックシリーズを執筆し、半ば無名のヒーローを、現代最高の感動的なスーパーヒーローコミックの主人公へと変貌させました。かつてはアヴァ・デュヴァーネイ監督による「ニュー・ゴッズ」映画（ミスター・ミラクルを含む）の脚本執筆にも携わっていたキングは、今回、自身のコミックのアニメ化に注力します。
ご存知ない方のために説明すると、ミスター・ミラクル、本名スコット・フリーは、DCユニバース最高の脱出術の達人です。ヒーローであるニュー・ゴッズのリーダー、ハイファーザーの息子ですが、悪のダークサイドによって残酷な幼少期を過ごしました。彼は宇宙最強の女性の一人、ビッグ・バーダと結婚しています。
本作のあらすじは以下の通りです。
「彼を閉じ込める牢獄は存在しない。彼を捕らえる罠もない。彼はスコット・フリー、ミスター・ミラクルとして世界的に有名な、史上最高の脱出術の達人だ。だが、彼は究極のトリック、死そのものからの脱出を成し遂げることができるのか？
スコットと戦士である妻バーダが地球で築き上げた完璧な生活に、恐ろしい事態が発生した。故郷のアポカリプスとニュー・ジェネシスで戦争が勃発し、スコットの残酷な養父ダークサイドがついに究極の兵器、アンチライフ・エクエイションを手に入れたようだ。ダークサイドはそれによって宇宙を完全に支配しようとしている。
両陣営の死者の山は増え続けるばかり。この虐殺を止め、平和を取り戻せるのはミスター・ミラクルだけだ。しかし、アンチライフ・エクエイションの恐るべき力は、既に彼の心に作用し始めており、彼の現実を歪め、長年埋もれていた痛みを露呈させ、彼と愛する女性が築き上げた壊れやすい幸せを打ち砕こうとしている。そして、悪魔に育てられた神の息子、スコット・フリーの旅が始まる。それは、日常と非日常の落とし穴を巡る、痛烈で、ユーモラスで、胸を締め付ける旅だ。彼は家族、世界、そしてもしかしたら自分自身を救おうとする。」
キングのコミックでは、ミスター・ミラクルは幼い息子の育児に奮闘する中、現実が崩壊し始めるにつれて、極度の鬱病と自傷行為に苦しんでいます。「神々」と呼ばれてきたキャラクターの人間性を深く掘り下げた、感情的に辛い物語です。
「ミスター・ミラクル」の放送局や配信サービスはまだ発表されていません。新たなDCユニバースは、7月11日に公開されるジェームズ・ガン監督の「スーパーマン」で拡大します。詳細は、今後のDC映画と番組のリストをご覧ください。
