Newsaramaより

ライターのスコット・ホフマンとアーティストのアルベルト・ポンティチェリの最新作「Warm Fusion」はパブリッシャーのDSTLRYによると「あらゆる境界線を打ち破っている」と話題だ。

「Warm Fusion」は「SFホラーミステリー」シリーズとなっており、デヴィッド・クローネンバーグ作品の肉体ホラーと「ブレードランナー」のディストピア的都市の広がりを融合させた内容だ。舞台は未来のニューヨークで、放射能の影響でミュータントがはびこり、犯罪が蔓延している。エスコートのヴィンと警官のジャロッドは殺人犯を追うために手を組むが、捜査はバイオテクノロジー企業と「Warm Fusion」と呼ばれる謎めいたプロジェクトへとつながっていく。

ホフマンは、ポップスターのシザー・シスターズの受賞歴のあるインストゥルメンタリスト、ババダディとしても有名だ。ここ最近はコミックライターとしてのキャリアを積んでおり、最新作は昨年ComiXology Originalsから刊行された「Nostalgia」だ。本作の第1号用にはポンティチェリのカバーが2種類用意される。

DSTLRYの創刊編集者ウィル・デニスは「Warm Fusion」について、「あらゆる境界線を押し広げる稀なプロジェクトの一つ」と評した。

ホフマンは声明の中で、「Warm Fusion」は「バイオテクノロジーの奇怪な可能性と、それが人類に与える影響を深く掘り下げた作品だ」と語った。「アルベルト・ポンティチェリの作品は心を奪うもので、肉体、機械、その狭間で生き延びるすべての人々の境界線を曖昧にする。これは私が子供時代によく見ていた肉体ホラーのクラシックの進化版であり、人類がポストヒューマニズムの新しいレベルに執着して(そしてそれを達成しつつある)今、最適な作品だ」

ポンティチェリは、「『Warm Fusion』の制作はエキサイティングな経験だった」と話す。「スコットと私が作り上げた世界は、ホラーと希望の間にまたがっており、今後数十年で人類が極限まで自らを歪めていく様を想像するのは、倒錯的で愉快だった」

「Warm Fusion」は各号48ページ、カバー全体に絵柄が入ったプレステージフォーマットの製本で刊行され、デジタル版も提供される。この奇妙な未来がどんなものかを知るために、DSTLRYから第1号が12月4日に刊行されるのを待ちたい。

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