CBRより

映画「THE BATMAN-ザ・バットマン-」の監督マット・リーヴスは、映画のブルース・ウェインがニルヴァーナのフロントマン、カート・コバーンからインスピレーションを得たという。

Empireとのインタビューで リーヴスは、脚本をまとめる過程について語り、「書くときは音楽を聴くんだ。第一幕を書いているとき、ニルヴァーナの『サムシング・イン・ザ・ウェイ』をかけた。その時、ブルース・ウェインをこれまでのプレイボーイにするのではなく、大きな悲劇を経験し、世捨て人になった別のバージョンがあるのではと思いついた。それで、ガス・ヴァン・サント監督の『ラストデイズ』と結びつけて、カート・コバーンのフィクションがこのような朽ち果てた邸宅にいるというアイデアを思いついた。」と述べている。

カート・コバーンは、シアトルに拠点を置くグランジバンド、ニルヴァーナのリードシンガー、ギタリスト、メインソングライターとして有名だった人物。グループのセカンドアルバムである1991年の「ネヴァーマインド」は、グランジロックをメインストリームに押し上げたと大きく評価されており、90年代の大衆音楽の大きな転換点であると考えられている。ニルヴァーナの成功にもかかわらず、コバーンは薬物中毒とうつ病に苦しみ、1994年に自ら命を絶った。今日、コバーンはオルタナティブ・ロックのアイコンであり、最も有名なミュージシャンの一人と見なされている。

グランジ版ブルース・ウェインを演じるために、リーヴスは2017年の犯罪スリラー「グッド・タイム」での演技でリーヴスを感動させたロバート・パティンソンに注目した。 リーヴスは「あの映画では、彼の弱さや絶望を本当に感じることができたが、彼のパワーも感じることができた。素晴らしいミックスだと思ったんだ。彼はカート・コバーンのようなものも持っていて、ロックスターのように見えるけど、世捨て人にもなれるような気がするんだ。」と述べている。

パティンソン自身は、「ザ・バットマン』のブルース・ウェインがこれまでの作品とどう違うのか、特に彼の孤立感と犯罪と戦うための武器を自分で作り上げることへのこだわりについて語った。パティンソンはEmpireに「ブルースは隠れている。彼は社交的ではない。彼はアルフレッドと一緒に、小さな仕掛けを作ったりしている。そしてアルフレッドでさえ、彼が正気を失ったと思ってる!」と述べている。パティンソンはブルースの精神状態がバットマンのコスチュームに残るダメージに反映されていることを詳しく説明し、「彼は2年間毎晩のように外に出て、殴られたり撃たれたり刺されたり焼かれたりしていて、それが現れている。冒頭のカウルには銃弾の跡がある。それは今までになかったことだと思う。」と語った。

新たな伝説の幕開け!新バットマン/ブルース・ウェイン役には、社会現象を巻き起こした『TENET テネット』のロバート・パティンソンが大抜擢。監督・脚本を務めるのは、『猿の惑星』シリーズでエモーショナルなドラマを描き、SF映画の金字塔に新たな伝説を打ち立てたマット・リーブス。クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来となる、バットマンの新たな伝説が遂に幕を開ける。

映画「THE BATMAN-ザ・バットマン-」は2022年3月11日より日本公開予定。監督:マット・リーヴス 脚本:マット・リーブス、マットソン・トムリン、出演:ロバート・パティンソン、コリン・ファレル、ポール・ダノ、ゾーイ・クラヴィッツ、ジョン・タトゥーロ、アンディ・サーキス、ジェフリー・ライト、配給:ワーナー・ブラザーズ映画

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