マーベル・スタジオの映画「エターナルズ」の監督クロエ・ジャオは、クレジットシーンで登場した「エロス」と兄弟「サノス」との繋がりについて詳細を説明した。
Empireとのインタビューで、ジャオはエロスにハリー・スタイルズをキャスティングした理由と、サノスの兄弟であるにも関わらず紫色でない理由を聞かれ、「なぜなのか、教えてあげよう。長い話だが、あの憂鬱な結末において、ある時点で彼はあの船のエターナルズの1人になる予定だった。そしてそれは、なかなかうまくいかなかった。しかし、私はエロスをMCUに登場させたいと思っていた。だから、廊下で機会があるたびにケヴィン(ファイギ)にそのことを言い続けた。彼はエターナルズで、タイタンに駐留していた。タイタンがある時点ではホスト惑星でもあったとして、地球にいる10人のエターナルズと同じように、10人がタイタンに駐留していた。そう考えると、エイジャックが地球の人々に影響を与えたように、エロスはタイタンの住人にどんな影響を与えたのだろうか?そして、それがサノスにどのような影響を与えたのか?」と述べている。
続けてジャオは、「コミックを見てみると、エロスがサノスに与えた、とても美しく、心を打つような影響がある。そしてサノスはどこまで知っているか?私は彼をキャラクターとして愛している。『なぜサノスはこのように考えるのだろう。なぜ彼は人口過剰や自分の惑星の破壊を心配しているのだろう』と想像が膨らむ。エマージェンシーについて考える。エロスは知っているのか?もしかしたら、地球でエイジャックが王や女王に助言したように、彼が助言者だったら?想像が膨らむよね。私の場合、エロスのバックストーリーは、彼が『もうこれ以上やらない』と言って見捨てたというもの。それで、手に持っていた球体をどうにかして手に入れ、逃げ出してピップ・ザ・トロールを作った。ハン・ソロとチューイーのようなもの。アリシェムは彼を探していて、宇宙の無法者になってしまった。私の頭の中にはそういうキャラクターがあった。しかし、ケヴィンには『これがキャラクターだ。俳優を探そう』とは一度も言わなかった。私にとっては、セット取引だった。ハリーでなければならない。そうやってケヴィンに売り込んだ。」と説明している。
アベンジャーズに続く、新たな最強ヒーローチームが遂に始動。それは太古から地球に存在する不死の種族“エターナルズ”の物語――。10年ぶりのアクション映画に出演するアンジェリーナ・ジョリーに加え、「ゲーム・オブ・スローンズ」のリチャード・マッデン、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)などのマ・ドンソクら豪華キャストが集結。メガホンを取るのは、『ノマドランド』(20)でアジア系女性として初めて本年度ゴールデン・グローブ監督賞を受賞し、本年度のアカデミー賞®にもノミネートされるなど今注目の映画監督クロエ・ジャオ。
精鋭といえるキャスト・スタッフが手掛ける新たな最強ヒーローチーム“エターナルズ”から目が離せない!
映画「エターナルズ」は2022年1月12日よりディズニープラスにて配信。監督:クロエ・ジャオ、出演:リチャード・マッデン、クメイル・ナンジアニ、ローレン・ライドロフ、ブライアン・タイリー・ヘンリー、サルマ・ハエック、リア・マクヒュー、マ・ドンソク、キット・ハリントン、ジェンマ・チャン、バリー・コーガン、アンジェリーナ・ジョリーほか、配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン